過干渉を防ぐ!気をつけたい子供への接し方3つ
過干渉な親にならないためには、我が子へどのように接すればいいのでしょうか。今回は気をつけたい子供への接し方を3つご紹介します。
子供が自主的に行動するまで待ってあげる
親が過干渉にならないために気をつけるべき子供への接し方について、諸富教授は以下のように述べています。
子どもには“一人で遊ぶ力”がもともと備わっているので、子どもが遊んでいるのをただ見守ってあげればいいのです。
(引用元:「過干渉育児」の恐ろしい弊害 子育ては根気が一番|日経DUAL)
幼い子供であっても、「○○したい」という意志は芽生えています。それを表に出す前に親が介入してしまっては、子供の自主性の芽をつぶしてしまいかねません。
できる限り、子供が自主的に行動するまで親は待ってあげましょう。子供にどうしたいのかを考えさせ自分で行動してもらうことで、子供の自主性や思考力を磨くことができるのです。
「失敗から学ぶことがある」と子供に任せる
過干渉にならないために親が気をつけるべき点について、立石さんは以下のように述べています。
「親がずっと一生わが子を監視していられるわけではありません。子どもは失敗することでたくさんのことを学び、生きる術を身に付けていくのです。どうか成長のチャンスを取り除くことのないようにしてください」
(引用元:子どもの成長の芽を摘む「ヘリコプターペアレント」とは?|mamatenna)
中には子育てに完璧主義を求めている人や、子供の辛そうな姿を見たくないと思っている人もいるでしょう。しかし、子供は失敗からも多くのことを学びます。
「失敗もこの子にとって大切な経験だ」と考え、ときには失敗を恐れずに子供に選択肢を与えてあげましょう。
親も自分のことを考える時間を作る
過干渉な状態に陥ってしまう親の中には、子供のことばかりを考えてしまっている親もいるでしょう。子供のことを常に考えているからこそ、さまざまなことに口や手を出したくなってしまうのかもしれません。
時には親も自分の時間を作り、自分のことを考える時間をとってみましょう。生活の中心を子供から自分自身に戻すことで、子供へ口出ししたくなる項目について考える時間を減らすことができるかもしれません。
まとめ
かわいい我が子ですから、つい手を貸したくなってしまうのは親として当然のこととも言えるでしょう。しかし、我が子であっても1人の人間です。意思を持っており、自分の人生への選択権をきちんと持っています。
子供の自主性を育むためにも、「子供の人生は、子供が選ぶ権利を持っている」ということを念頭に置いて接してみましょう。過干渉な状態になることを防ぐことができるかもしれません。
参考
「過干渉育児」の恐ろしい弊害 子育ては根気が一番|日経DUAL
母親の娘に対する支配性の問題|別府大学 機関リポジトリ
ウワサの保護者会 第23回「過干渉 やめたいけれど・・・」|NHKオンライン
3 親の干渉度が子どもの友だち関係に及ぼす影響|ベネッセ教育総合研究所
過保護と過干渉|Mind
子どもの成長の芽を摘む「ヘリコプターペアレント」とは?|mamatenna
「ヘリコプターペアレント」になりやすい親の特徴|mamatenna