TALISの調査結果から読み解く日本の教育現場の実態と課題 - cocoiro(ココイロ)

TALISの調査結果から読み解く日本の教育現場の実態と課題

TALISとは何か:調査内容の概要

子供が通っている学校の教育環境や先生たちの評価は国際的に見てどのようなものなのでしょうか? 1日の大半を学校で過ごし、子供の人格形成や今後の人生にも大きく関わっていく学校環境は親にとって非常に気になる点です。

TALISをご存知でしょうか? TALISとは「Teaching and Learning International Survey(国際教員指導環境調査)」の略称で、学校の学習環境と教員の勤務環境に関して交際比較可能なデータを収集し、教育に関する分析や教育政策に役立てることを目的とした国際調査です。第1回目の調査は2008年に行われましたが、日本は不参加。2013年に第2回の調査が行われ、日本が初参加したことで話題にもなりました。2013年の調査には日本を含む34ヶ国・地域が参加し、文部科学省との連携を元に日本の調査が行われました。

調査対象は中学校および中等教育学校前期課程の校長および教員、1ヶ国につき200校、1校につき教員(非正規職員を含む)20名。日本は全国から192校、各校20名(校長192名、教員3,521名)が参加しました。その内、国公立校が90%を占め、私立学校は残りの10%となりました。これらの結果を子供が通う学校の実態や課題などを考える際に役立ててみてください。

参考
OECD国際教員指導環境調査(TALIS)|国立教育政策研究所
TALIS(OECD国際教員指導環境調査)|文部科学省