スポーツ少年団とは。親も子供もスポーツを楽しむために - cocoiro(ココイロ)

スポーツ少年団とは。親も子供もスポーツを楽しむために

ちまたでひそかに話題の、スポーツ少年団をご存知でしょうか。名前を聞いたことはあるけど具体的にどんな組織であるか知らないという人も、スポーツ少年団の何たるかを知って、子供の成長に活かしていきましょう。

スポーツ少年団とは

そもそも、スポーツ少年団とはどんなものでしょうか。ここでは基本情報をまとめてみました。

概要

スポーツ少年団は、日本最大の青少年スポーツ団体です。一般的に「スポーツ少年団」というと「単位団」のことを指し、その上位に「市町村スポーツ少年団」「都道府県スポーツ少年団」、全国組織である「日本スポーツ少年団」が位置する、という構図になっています。

「単位団」とされているスポーツ少年団(以下、スポ少)は、社会体育として位置づけられるクラブチームであり、学校のクラブ活動とは異なります。チームも学校単位で組むところもあれば、地域で組むところ、地域をまたいで活動するところもあります。

そのため、教える側も必ずしも学校教員である必要はなく、20歳以上の社会人であればいいとされています。ただし、所定の講習を受けた認定指導員が各団体2名以上つくようにはなっているそうなので、お子さんを預けるのにも安心でしょう。

日本スポーツ協会の資料によると、2016年度の登録者数は70万人を超えているといいます。入団自体は「友達に誘われて」「自分から活動を見て」などの理由で、子供自身が入りたい、と言って入団するケースが70%を超えると言われています。入団する方法は各団体によって異なってくるので、事前に問い合わせて確認しておきましょう。

既存のスポ少に入団するのはもちろんのこと、自分でスポ少を立ち上げることもできます。登録料は必要になりますが、条件さえ満たせば誰でも加入が可能です。

理念・目的

日本スポーツ協会では、スポ少の理念を以下の3つにまとめています。

・一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する
・スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる
・スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する

(引用元:スポーツ少年団とは | スポーツ少年団 – JSPO

野球やサッカーの試合となればスポーツバーがにぎわい、ワールドカップとなれば渋谷のスクランブル交差点が盛り上がりますし、社会人になっても会社や会社外のコミュニティでスポーツを続ける人は多いですよね。スポーツという体験には、その場にいる人同士をつなげる力があります。

もともと野球が中心だったスポ少も、今では漫画などの影響で種目が幅広くなっており、実際に漫画を知ることで、スポーツそのものに興味を持つ子供も増えてきているようです。

スポ少は子供にもスポーツを楽しみながら交流の輪を広げてもらいたい、と感じている親や、スポーツを始めてみたい、というお子さんのためにある団体であり、スポーツを通してお子さんの健全な教育を促すことを目的としています。