スポーツ少年団とは。親も子供もスポーツを楽しむために - cocoiro(ココイロ) - Page 2

スポーツ少年団に入るとどうなる?

子供も興味があるし、入団させること自体はそんなに負担でもない。ですがいざ入団、となると、本当に子供にとっていい環境なのか、実際入ってみたらどうなのか、気になるところですよね。どんなことにもメリット・デメリットがあります。ここでは少し、スポ少に入った場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

スポーツ少年団のメリット

1.子供の居場所ができる

最も大きなメリットは、子供に大切な友達ができることでしょう。
スポーツを通じてつながった仲間意識は、スポ少を卒業した後も続くことが多いようです。

保護者の皆さんにも経験があるのではないでしょうか。クラスで一緒にご飯を食べていた友達より、部活で苦楽を共にした仲間の方が長く続いている、という経験がある方もいるでしょう。

2.手軽にスポーツを始められる

スポ少には講習を受けた指導員がつくので、これからスポーツを始めるというお子さんも安心してスポーツを始めることができます。

特にスポ少は団体にもよりますが、全国で約60種類以上ものスポーツができる環境が整っています。野球やサッカーなどのスタンダードなスポーツができるようになるのはもちろんのこと、スポーツチャンバラや少林寺拳法など、一風変わったスポーツを経験できるので、子供にとってもいいチャンスとなるでしょう。

3.会費が安い

クラブチームに入団するより、スポ少の方が断然安い、という声は多いようです。ただし、団体によってはユニフォーム代がかかったり、年間で計算すると思ったよりかかることもあるので、そこは注意が必要です。

スポーツ少年団のデメリット

1.親の負担が大きい

スポ少では土日を使って活動するのが基本となることもあります。活動場所への送迎、試合があれば応援、スポーツで使ったユニフォームの洗濯など、親も毎週土日は付き合うことになるパターンが多いようです。

スポ少に積極的な親はともかく、もっと家族旅行なども楽しみたい、と感じている親にとっては、負担に感じるところもあるようです。

2.指導の質

指導員は一般人であることが多く、必ずプロや教員を採用しているわけではありません。講習を受けているとはいえ、そのスポーツの経験のある親から見ると指導方法やトレーニングのプログラムに疑問を感じることがあるようです。

コーチの望む基準と親の思っていた基準との間に温度差があり、そこに齟齬が生じるという話もあります。

3.親同士のもめごとが多い

スポ少に限ったことではありませんが、親の中には我が子のことしか見えておらず、トラブルの種となる親もいます。我が子の活躍を本気で応援するあまりにほかの子供の悪口を言ったり、親同士でスポ少に対する本気度に温度差があってトラブルとなることもあります。特にスポーツは勝ち負けが関わってくるので、余計に熱くなってしまうのでしょう。

実際のところ、親同士のもめごとで親のストレスが溜まってしまうことが、一番のデメリットであるようです。