夜1人で寝られない? 子供の不安感を持つ原因と親ができること ( 2 )

子供が不安感を持つ原因は?

子供が強い不安感を抱いてしまう原因として考えられるのは、「これから何が起こるのか分からない」という先行きの分からないことへの恐怖心でしょう。

平たく言えば、「これから何が起こるのか分からないとき」に不安を感じやすいのかもしれません。

例えば、毎日通っている小学校で、新学期にクラス替えがあるとします。やっとクラスにもなじんで気軽に話せる友達ができたと思った矢先、別々のクラスになってしまったら子供はどう思うでしょうか?

「新しい友達ができるか不安」「新しいクラスにどんな人がいるのか分からない」「担任の先生が誰になるのか分からない」といった小さな不安が蓄積され、やがて「なかなか新しい環境になじめない」「登校の時間になっても起きてこない」「学校に行きたがらず泣き出す」というように感情が爆発してしまうのです。

また、幼稚園や保育園に入園するときは、四六時中一緒だった母親から離れることに強い不安感を持つ子供も多くいます。

子供の不安感がエスカレートするとどうなる?

子供の心に蓄積されたモヤモヤとした不安感は、「爪を噛む」「母親に甘える」「すぐに泣く」といった行動にサインとして現れます。これらのサインに気づけず、そのまま見過ごしてしまうと子供の成長にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

ネガティブ思考になる

「どうせうまくいきっこない」「どうせ無理に決まってる」と、自分を卑下してネガティブな思考が習慣化されてしまうかもしれません。たしかに、初めてやること、初めて行く場所は不安はつきものです。

しかし、できない言い訳ばかりを並べて、やらない理由を作って逃げてばかりいても、状況は変わりません。いつまでも親が子供の側にいられるわけではないため、自分の力で道を切り拓いて生きていく術を身につけなければ、社会の荒波にのまれてしまうでしょう。

自己肯定感が低くなる

これまで経験したことのない問題に直面したとき、自分1人の力で立ち向かえるかどうかは自己肯定感が大きく関係しています。しかし、その壁を自分で乗り越えられるかどうかは両親の子供との向き合い方が鍵を握っているのです。

そもそも自己肯定感とは、「自分は唯一無二の貴重な存在」「自分の代わりはほかにはいない」「自分は価値のある存在だ」と思うことのできる感情のこと。日本人は、欧米諸国に比べ、学力がトップレベルであるにもかかわらず、自己に対する肯定的な評価が低いと言われています。

子供の不安感が強いからといって、子供のいうことを何でも「うん、うん」と聞いていては、自分1人では何も問題を解決できない、考えることのできない大人になってしまうかもしれません。子供の自己肯定感を鍛えるためにも、「一緒に頑張る」くらいの気構えが必要です。

ちなみに、自己肯定感の詳しい内容については下記の記事を参考にしてください。

自己肯定感が高い・低いってどういう意味?