仕事ができる人に共通している巻き込み力とは? 日常的に鍛える方法は? - cocoiro(ココイロ)

仕事ができる人に共通している巻き込み力とは? 日常的に鍛える方法は?

仕事ができる人に共通している特徴の1つに「巻き込み力があること」があります。「巻き込み力」とは、大きなプロジェクトを任されたとき、目標を成し遂げるために多くの人を動かしていく力のことをさします。そのため、先導する時に巻き込み力は非常に需要。今回は、そんな巻き込み力についてお話しします。

巻き込み力とは?

そもそも巻き込み力とは、複数名で何か1つの目標を成し遂げる際に、関わるメンバーを束ねる能力のこと。スポーツも仕事も、すべてリームプレイです。才能もセンスもあるスーパースターが1人いるだけでは、周囲との足並みがそろわず大きな成果を出すことは難しいでしょう。

しかし、メンバー個々の得意不得意、専門分野を活かせる適材適所を割り振ることにより、限られた短い時間の中でも最大の成果を発揮することができるのです。正しく目標に向かうためには、周囲を巻き込む力が非常に重要となります。

株式会社シンスターが発表している「【若手層にも求められる「巻き込み力」とは?】~他者に主体的に関わるマインドとスキルを身につけるために~」では、巻き込み力について下記のように定義しています。

ビジネスのゴールを達成するために、適切な関係 者に働きかけ、相手の主体的協力を引き出しながら仕事を進めていく力

(引用元:【若手層にも求められる「巻き込み力」とは?】~他者に主体的に関わるマインドとスキルを身につけるために~|株式会社シンスター

組織として成果を上げて成長していくためには、1人のプレイヤーではなく周囲を巻き込んで仕事を進めていく巻き込み力が、ビジネスパーソンに必要なスキルだと捉えているのです。

巻き込み力の重要性について

金沢大学が公表している資料「働くうえで必要な力について考えてみよう~就業基礎力12の力~」を見てみると、大学生が今後社会で働くうえで必要な基礎力の1つとして「目的に向かって周囲の人を動かしていく、他人を巻き込む力(働きかけ力)」について取り上げています。

何か物事に目標を持って真剣に取り組んだとき、その努力が成果に結びつくかどうかは、巻き込み力や計画力、課題発見力が重要だと述べています。実際の行動が成功につながるかどうかは、巻き込み力をはじめ、傾聴力や状況把握力、ストレスコントロール力といった12項目の就業基礎力は一貫しているのです。