巻き込み力を身につける方法とは?
巻き込み力が高い人は、社内外問わず多くの人から信頼され人望も厚いため、社会に出たときにうまく世渡りできるでしょう。では、巻き込み力を身につける具体的なアプローチ方法には、どんなものがあるのでしょうか。
体験プログラムに参加する
日本各地では、「エキスポセンターでプラネタリウム観賞」や「多摩川の川原で化石発掘と化石クリーニング」、「ほうとう作り体験」、「創香家のお仕事体験」、「座禅」といったさまざまな子供・家族向けの体験プログラムが用意されています。
こうした体験プログラムを通して、見ず知らずの人とコミュニケーションをとったり、共同作業をしたり、自然と協調性や傾聴力、状況把握力が培われていくのです。
また、いつも何でもやってくれる両親のいない環境では、自分の意志で判断、実行しなければならないため、参加回数を重ねるにつれて自然と思考力や状況を判断するスキルも磨かれていきます。
クラブチームに所属する
サッカーや柔道、剣道、空手、バスケットボール、陸上競技、野球、テニスなど地域のクラブチームに所属して習い事を始めてみることも、巻き込み力を育てる重要なきっかけとなります。
「なかなかスタートメンバーに選ばれない」「ほかの子と比べて運動能力が低い」など、通い始めたばかりのころは、これまで経験したことのない悔しい思いをして壁にぶち当たることでしょう。
しかし、こうした状況でもチームをまとめてくれるキャプテンやコーチの存在が心の支えとなり、「いつか自分もああいう人になろう」と高い志で練習に取り組めるようになるのです。両親や学校の友人以外との接点を増やすことによって、より多くの刺激をもらえる環境を作ることができます。
子供が「やりたい」と言ったことをどんどんやらせてあげる
子供が「やってみたい」「面白そう」と言ったことは、積極的にやらせてあげましょう。4〜6歳は、さまざまなことに興味関心を持ちはじめる知的好奇心や探究心も盛んな時期です。
子供は自分が興味を持った事柄に関して「これはどういうことなんだろうか」「こうしたらどうなるんだろうか」といった疑問を持つようになり、小さな動機が行動へとつんがり主体性を高めることにもつながるのです。
主体性についての詳しい内容は、下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 社会に出ると、どれだけ当事者意識を持って物事に取り組めるかどうか、ということが「できる人」「できない人」といった評価につながります。巻き込み力の高い人は、意見に賛同する多くの人が自然に集まるため、自分1人の力ではなし得なかったことも実現できるチャンスを掴むことができるのです。
そのためには、子供が幼いころから、クラブチームに入部する、体験プログラムに参加してコミュニケーション力を磨くといったトレーニングが重要なポイントとなります。
参考
【若手層にも求められる「巻き込み力」とは?】~他者に主体的に関わるマインドとスキルを身につけるために~|株式会社シンスター
働くうえで必要な力について考えてみよう~就業基礎力12の力~|金沢大学
キャリア形成の必須条件!「巻き込み力」を身に着ける2つの方法
魅力的な人物が持つ周りの人を巻き込む力、その正体とは?
仕事を成功に導く「周囲を巻き込む力」の重要性