学校給食の異物混入について!その実例や対応方法とは? ( 2 )

給食の製造過程は主に3種類

カビやゴキブリ、金属片などが相次いで見つかった給食の異物混入事件。それでは、実際に給食はどのような製造過程で作られているのでしょうか。主な3つの種類についてご紹介します。

学校で給食をつくる自校方式

学校給食の提供手法としては、まず、学校内に調理場を設ける「自校方式」が挙げられます。自校方式では、学校内に給食用の調理室と専属の職員が配置され、給食が提供されます。メリットとしては、出来立ての料理を子供たちに提供できることや、実際に調理している人の顔が見え、調理場が「食育」として役立てられることがあるでしょう。また、学校によっては学校行事に対応したメニューが提供できるといったメリットもあるようです。

給食センター方式

「給食センター方式」は、全国の学校の中で最も割合が高いといわれています。これは、給食センターで調理したものを、複数の学校に配送し、提供する「センター方式」で、大量生産によるコストダウンや、大型設備ならではのヴァラエティに富んだ料理提供が可能といったメリットが挙げられます。衛生管理やアレルギー対応などもできるため、子供の栄養管理をしながら、かつコストを抑えたい学校にとっては魅力的な提供方法でしょう。

デリバリー方式

自校方式とセンター方式が大きな割合を占める一方で、中にはデリバリー方式という提供方法もあります。これは、民間事業者が自社の工場で調理した弁当を、各学校に届ける方式のことで、調理場などの施設の建設にかかる初期費用を抑えたい場合や、自校に調理場を作るまでの間に利用するといった理由で導入している学校があるようです。

異物が入っていた場合の対応方法

異物が入っていた場合の対応方法
それでは、実際に給食に異物が混入していた場合は、どのような対処が取られるのでしょうか。それぞれ具体的にみていきましょう。

調理前に発見した場合

まずは、調理前に異物が発見した場合ですが、その場合は異物の種類や数、形状や混入時の状況を確認し、食材の交換を行ったり、取り除いて使用するといった処置がとられます。そして、混入していた異物は保管され、混入の事実を報告します。異物が多く混入していた場合は、食材の使用を中止しますが、取り除いて使えると判断された食材は水洗いなどをして再度使用する場合もあるようです。

調理中に発見した場合

もし調理中に異物を発見した場合は、状況を把握し、栄養士と協議を行った上で、食材の使用可否について判断をします。食材を調達した業者に連絡し、食材が交換可能かどうかを確認したり、調理工程の変更や代わりに使用できる食材の確保などが行われ、給食の提供中止については協議で決まります。

給食中に発見した場合

食事中に異物が発見された場合は、前述した異物混入事件のように、いったん食べるのを中止し、その場ですぐに学校側に報告され、提供元への確認作業になります。給食センターから提供を受けている場合は、給食センターにもすぐに報告されますが、その後の対応などは各業者によって違いがあるようです。