学校給食といえば子供の成長に欠かせない大切なものですが、近年では給食の異物混入事件など、気になるニュースがたびたび報じられています。今回は、学校給食の異物混入事件の実例と、異物混入の考えられ得る原因やその対処法などについて詳しくご紹介します。
もくじ
学校給食の異物混入事例について
それでは、実際に発生した学校給食の異物混入事件とは、どのような内容だったのでしょうか。各事例についてご紹介します。
福島県では小中学校の給食に異物混入
2018年10月、福島県の小中学校で提供された佃煮の中から、カビのような異物が見つかるという事件が起こりました。この事件では計7校から同様の異物が見つかったと言います。
福島市で12日、11小、中学校の給食に出された「くるみ小女子(こうなご)佃煮(つくだに)」の一部からカビのような異物が見つかった。同日午後4時30分現在、中学校1校の生徒13人が気分不快を訴えている。市はほかに体調不良を訴えている児童、生徒がいないか調べている。佃煮は納入品のため、市保健所が異物混入の原因などについて製造業者などへの調査を始めた。
(引用元:学校給食の佃煮に「異物」 福島・小中11校、カビのようなもの|福島民友新聞社 みんゆうNet)
群馬県では給食にゴキブリが混入
2018年6月には、群馬県の中学校で提供された給食からゴキブリの死骸が見つかりましたが、報告を受けた給食センターは、同じ給食を提供していたほかの中学校への連絡をしなかったため、その対応方法が疑問視される声が上がりました。
群馬県館林市の市学校給食センターは29日、市立第四中学校(同市上赤生田町)で26日に提供した給食の香味漬けに、ゴキブリの死骸が混入していたと発表した。
(中略)
センターによると、26日午後0時50分ごろ、配膳中の香味漬けに死骸が混ざっているのを生徒が見つけ、担任に知らせた。第四中は発見直後にセンターへ連絡し、校内放送で食べないように伝えた。センターの調べでは、センターで野菜を切断しゆでる過程で混入した可能性が高いという。
(引用元:給食にゴキブリの死骸、調理中に混入か 他校に知らせず|朝日新聞デジタル)
佐賀県では小学校でプラスチック破片の混入
佐賀県では2017年6月、プラスチックや金属片といった、安全をおびやかす可能性のある異物が給食に混入していたことが判明しています。食べる前に気付いたものの、プラスチックや金属片は安全性をおびやかす可能性があるため、当時このニュースは大きな話題となりました。
伊万里市教育委員会は13日、市立大坪小学校で、2人の児童の給食からプラスチック片と金属とみられるかけらがそれぞれ見つかったと発表した。1日に続く異物の混入で、市は16日までの3日間、市学校給食センター(東山代町)の業務を停止して調理機器の一斉点検や原因究明に当たる。市教委によると、2年の男子がサワラの黄金焼きの衣部分に長さ6ミリ、幅3ミリのプラスチック片が着いているのを発見。4年の男子は、きんぴらごぼうに光沢のあるかけらが入っているのを見つけた。いずれも食べる前に見つかった。
(引用元:給食にまた異物 伊万里市学校給食センター|佐賀新聞LiVE)