いろいろバス(大日本図書)
あかいバスがやってきました。バスのなかから降りてきたのは、真っ赤なトマト。トマトが全員降車し終えると、今度は大きな体のタコがにゅるりとバスに乗り込みます。次に停まったバス停で、乗り込んできたのは……?
(引用元:いろいろバス|大日本図書)
「ごろごろ」「にゅるり」といったオノマトペが多く使われているため、想像力や表現力が磨かれていきます。また、次に何色のバスが来るのか、どんな野菜や生き物たちがバスを乗り降りするのか、子供と一緒に考えながら楽しく読んでみてください。
なにをたべてきたの?(佼成出版社)
『なにをたべてきたの?』の主人公のしろぶたくんが、メロンやぶどうを美味しそうに食べている姿を見ると、こちらまで食欲が湧いてきます。また、食べた食材の色に変化するしろぶたくんのイラストも美しく、見ているだけで癒されます。
ころんと太って、体は真っ白のしろぶたくん。そんなにいそいでどこへいくの?
しろぶたくんが見つけたのは、美味しそうなきれいなりんご。
「いただきまーす」
ペロリと食べ終わったしろぶたくんのおなかには……きれいな赤い色! 今度はレモンをペロリ。まだまだお腹の空いているしろぶたくんは、更に大きなメロンもぶどうもペロリ。するとおなかには、どんどんきれいな色が並んでいきます。おや、今度見つけたのは…せっけん。しろぶたくん、それ食べちゃうの……!?
(引用元:なにをたべてきたの?|佼成出版社)
おでかけのまえに(福音館書店)
「ばんざい はれた、はれた!」
目が覚めたばかりのあやこは大喜び。今日は日曜日。ピクニックに行く日なのです。朝ごはんを食べながら、あやこはあるいいことを思いつきます。
「おかあさん、みて! わたし おべんとうを つめてあげたの」
それから、お父さんのお手伝いだってします。
「この ばっぐ、しめてあげようっと……」
さらに、お気に入りの服にお着がえして鏡を見ていたあやこは、
「もっと きれいにしてみよう……」
(引用元:おでかけのまえに|福音館書店)
舞台は何気ない日常の生活シーン。お出かけ前の昼下がりに3人家族の部屋で繰り広げられるストーリーです。パパやママのために、何かしてあげようとするあやこ。自分の思いとは裏腹に行動が空回りしてしまうあやこを、そばでそっと見守るパパとママの優しさ。『おでかけのまえに』(福音館書店)は子供と大人、双方に大切なことを気づかせてくれる1冊です。
ねないこだれだ(福音館書店)
「お化け=怖い」というイメージが強いかもしれませんが、『ねないこだれだ』は、イラストが優しいタッチで描かれているため、恐怖心を持つことなく読み聞かせができます。「お化け=夜=寝る時間」という規則正しい生活を習慣化することにも役立ちます。
かわいいイラストの絵本ならビジュアルも楽しめる!
2歳児の読み聞かせにおすすめのベストセラー絵本を紹介しました。2歳になると話す言葉が増えることから意思の疎通が取りやすくなるほか、自分でスプーンやフォークを使ってご飯を食べられるようになるなど、成長スピードに驚く人も多くいるはずです。そんな成長段階にある2歳の子供の感受性や知的好奇心を高めるためにも、できるだけ多くの絵本を読み聞かせしてあげてください。
参考
第6回21世紀出生児縦断調査結果の概況|厚生労働省発表
絵本で子育てを楽しく – 子ども読書の情報館
2歳向け人気絵本が全部わかる!定番ロングセラーからオススメまでまるっとご紹介!
2歳児向け絵本BEST10!人気&おすすめランキング