2歳の子供におすすめの絵本!ベストセラー厳選10選
ぐりとぐら(福音館書店)
青と赤のとんがり帽子とつなぎがトレードマークの「ぐり」と「ぐら」。ふたりは野ねずみの双子です。仲良しの2人がこの世で1番好きなのは、料理することと食べること。今日も大きな籠を持って、森の奥へと出かけて行きます。
2人はどんぐりや栗を拾った帰り道、道の真ん中に転がっている大きな卵を発見します。さあ、何をつくろうか。目玉焼き? 卵焼き? いやいや、食べきれないくらいのかすてらにしよう。あまりに大きすぎて運ぶのを諦めたふたりは、外でかすてら作りにとりかかります。
「ぼくらの なまえは ぐりとぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら」いいにおいにつられて、森じゅうの動物たちが集まってきましたよ。さあ、焼けたかな……?
(引用元:ぐりとぐら|福音館書店)
リズミカルな言葉運びとカステラの匂いにつられて集まってきた動物たちと楽しそうに料理を作るその姿は見ているだけで心がほっこりします。
わたしのワンピース(こぐま社)
「まっしろなきれ ふわふわって そらから おちてきた」
野原で白いきれをひろったうさぎは、黒い足踏みミシンでワンピースを縫います。
「ミシン カタカタ わたしの ワンピースを つくろうっと ミシン カタカタ ミシン カタカタ」
目がさめるような色づかいと、ふんわりしてリズミカルな言葉が、あっというまに子供の心をとらえます。
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
お花畑をとおればまっしろなワンピースが花もようへ、雨がふってくればみずたまもようへ。
それだけではありません。草の実もようになった実を小鳥が食べにきて、小鳥もようのワンピースは空を飛んだりするんです! まるで夢のような「わたしのワンピース」
うさぎが作ったワンピースを着てお花畑を散歩すると、つい先ほどまで着ていた服が一面のお花畑に様変わり。
(引用元:わたしのワンピース|こぐま社)
ワンピースがさまざまな形に変化する『わたしのワンピース』の世界観は、ファンタジー要素が満載です。絵本を読んでいる子供も大人も、その強烈な世界観に引き込まれていくでしょう。
14ひきのぴくにっく(童心社)
今日は、なんていい天気。14ひきは家族みんなでピクニック!おにぎりと水筒を入れて、リュックをしょって出発です。森には春の光があふれています。ほら、えながのあかちゃん生まれたね。見て!すみれの花も見つけたよ。野原に出ると、どこまでも青くて広い空。たんぽぽのフワフワ綿毛、どこいくの…?
「おとうさん おかあさん おじいさん おばあさん そして きょうだい 10ぴき。ぼくらは みんなで 14ひきかぞく」
(引用元:14ひきのぴくにっく|童心社)
野原で楽しそうにお弁当を囲む家族14人の仲睦まじいその様子に、思わずピクニックに来ているのかと錯覚してしまうほど。子供と次の休日の予定を立てながら、読んでみてください。
雨、あめ(評論社)
こぐまちゃんのみずあそび(こぐま社)
こぐま2人が、ホースを使って水かけっこをしたり、ジョウロで花の水やりをしたり、葉っぱのボートを浮かべてみたり、子供心をくすぐる魅力的な物語です。子供らしい悪意のないいたずらを見ていると、今まで小さなことでイライラしたり、怒ったりしていたことも、おおらかな気持ちで受け入れられるようになります。
ねずみさんのながいパン(こぐま社)
しっぽに緑のリボンをむすんだねずみさん。ながいパンをもってどこにいくのかな?
中央にらせん階段のあるピンクのおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思っていると……
あっ、ちがいました。ここはぞうさんのうち。ぞうさん一家ももうごはんを食べています。とっとことっとこ。ねずみさんはどこにいくのかな?
黄色に茶色のぶち模様のおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思ったら……またちがった。
(引用元:ねずみさんのながいパン|こぐま社)
『ねずみさんのながいパン』(こぐま社)は、ようやく言葉を話し始めるようになってきた子供の言語理解能力を深めるのにおすすめです。