赤ちゃんに指差しを促す練習方法
指差しができるようになる月齢には個人差があるため、体や発達に何らかの異常がない場合は焦る必要はありません。なかには指差しに興味関心が薄い場合や頭では理解していても指差しする方法が分からない場合などもあるので、パパやママが教えてあげることも大切です。
決して赤ちゃんを急かせたり無理強いしたりすることなく、コミュニケーションを楽しみながら指差しが練習できる方法を紹介しましょう。
絵本やおもちゃなどを2つ用意し選択させる
赤ちゃんが興味関心をもっている絵本やおもちゃなどを使って選択させることによって指差しを練習する方法もあります。赤ちゃんの機嫌や体調がいい時を見計らって、テレビを消すなどして目の前にある物に集中できる環境をつくってから行いましょう。
大好きなおもちゃや絵本とそうではない他の物をそれぞれ1つずつ並べて「どっちがいい?」と聞くことで、選択、応答による指差しができるようなります。
赤ちゃんに指差しをして言葉かけをする
赤ちゃんにとって周りにいる大人であるパパやママは鏡のような存在です。仕草や言葉は模倣から始まるものであり、指差しもパパやママが赤ちゃんの前で実践してみせることに大きな意味があります。
赤ちゃんの目の前にボールを置いて指差しながら「そのボール取って」と頼んだり、おもちゃを出して指さしながらおもちゃの名前を呼んだりすると、赤ちゃんも自然にマネをするようになることでしょう。
指差しをしながら絵本の読み聞かせをする
赤ちゃんの頃から読み聞かせをしているというパパやママも多いでしょう。読み聞かせをする絵本を選ぶ際に赤ちゃんにも色や形がはっきりと認識できるもの、食べ物や動物、乗り物など興味関心を抱きやすいものが描かれているものを選ぶようして、指差ししながら読んであげましょう。
物の名前をゆっくりはっきりと読みながら時には赤ちゃんの指をとって指差しをさせるようにするのも効果的です。
まとめ:赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しもう
赤ちゃんにとって指差しは言葉を発する前のとても大切なコミュニケーションの手立てとなるものです。月齢によって、興味関心、共感、理解・応答、要求など、さまざまな意味が込められているため、パパやママが赤ちゃんの声にならない言葉に耳を傾けてあげることが大切です。
指差しには個人差があるためなかなかできない場合もありますが、焦らず楽しみながら赤ちゃんに指差しの練習をさせてコミュニケーションを楽しむようにしましょう。