赤ちゃんが指差しをする意味&しない理由はどんなことが考えられる? - cocoiro(ココイロ) - Page 2

赤ちゃんが指差ししない原因

赤ちゃんが指差ししない原因
1歳を過ぎても赤ちゃんが指差しをしないと心配になるパパやママもいることでしょう。乳幼児の体や心の発達には大きな個人差があるため、一概に体に何らかの異常があると決めつけることはできません。単にまだその時期が訪れていないだけかもしれませんし、指差しすることに興味や関心が薄いということも考えられます。

1歳半検診では指差しの状況を確認し発達に異常がないかどうかを検査するので、その時に専門家の意見を聞くのもいいでしょう。また、発達ではなく耳に異常があることも考えられます。そこで、赤ちゃんが指差ししない原因について考えてみましょう。

中耳炎などで聞こえが悪くなっている

指差しは赤ちゃんの言葉でありコミュニケーションの手段となるものです。言葉かけや物や音に反応して指差しをすることが多くなりますが、まれに赤ちゃんの耳に異常があることによって指差しが遅れてしまうこともあります。

赤ちゃんの聴覚異常の可能性としては、生まれつき内耳や中耳に問題がある先天性難聴、滲出性中耳炎による伝音性難聴などが考えられます。先天性難聴の場合は、出生時の検査で明らかになることから、中耳炎を疑った方がいいでしょう。

個人差

赤ちゃんの頃の成長のスピードには大きな差があります。ハイハイやつかまり立ちにも個人差があるのと同じように指差しにも個人差があって当然でしょう。指を動かすことがまだ苦手で物を指すことはできるものの、指ではなく手を握ったグーの状態で指すこともあれば、手を開いてパーの状態で指さすこともあります。

指差しをしないからといって体や発達に異常があると決めつけるのではなく、たっぷりとコミュニケーションをとってパパやママが指差しの手本を見せたり、指遊び、手遊びをしてあげたりするといいでしょう。

興味・関心が薄い

赤ちゃんの指差しには、応答や理解、共感や興味など、さまざまな意味があります。赤ちゃんが自発的に指差しをするのは興味・関心が高いものについてではないでしょうか。アニメのキャラクターやおもちゃ、食べ物など、興味を持ったものに対して指差しする姿をよくみかけることでしょう。

指差しをなかなかしないという赤ちゃんは、物に対する執着心がまだ芽生えておらず指差しするほどに感情が揺さぶられないのかもしれません。