先輩ママの体験談から学ぼう
筆者は2人の男の子を育てています。友人達とはさまざまな情報交換を行って、いろいろな状況の生の声を聞くことができます。ここでは、お七夜や命名式に関する筆者の友人たちの体験談をご紹介します。ヒントになるものがあれば、ぜひ参考にしてください。
- 退院はしたものの、とても体調が悪くお七夜のお祝いはできなかった。お姑さんに「昔は床上げをしたら多少具合が悪くても動いたもんだ」などと言われ、お七夜ができなかったことをずっと根に持たれた。(30代・男の子ママ)
年代の差なのかもしれませんが、しきたりの違う家へ嫁ぎ、嫌な思いをしてしまったケースです。
- 私と旦那で名前を考えていたが、孫が生まれると急に旦那の父親が「自分が決めることになっている」と言いだした。何とか話をして遠慮してもらったが、名づけにずっと不満を持たれていた。(20代・女の子のママ)
父方の実家とのコミュニケーションがうまく取れていなかったことが原因のようです。
- 体調が悪いのに、旦那の両親がうちの実家まで押しかけてきた。お祝いしたいのはわかるけど、迷惑以外の何ものでもなかった。(30代・男の子ママ)
事前に里帰り出産を伝えていたにも関わらず、お七夜のことについてきちんと打ち合わせていなかったことが原因になってしまったと後悔していました。その他にも
- 命名書が1枚しかなかったのに、失敗してしまった。(20代・男の子ママ)
- お七夜のお祝いをしなかったら、旦那の親に怒られた。(20代・女の子ママ)
- 代筆を頼んでいたら、旦那に「俺の字じゃだめなのか」と怒られた。(30代・女の子ママ)
- 難しい漢字ではあったけれど、旦那の親に書いてもらった命名書の名前が間違えていた。(20代・女の子ママ)
など、コミュニケーションの不足が原因で、各家庭ごとにちょっとした失敗談があったようです。
出産前は何かと忙しくなりますし、特に出産した後は入院をすることになるので、細かい打ち合わせなどは難しい状況になります。入院までの間に、出産からお七夜までの段取りや準備を行っておくと良いでしょう。事前に話をしておくことで「こんなはずじゃなかった」ということは避けられるはずです。また必ずしも行わなくてはいけない行事ではありません。地域や年代によっては認識が異なることも考えられるので、事前にコミュニケーションを密に取っておくことがポイントです。
【まとめ】お七夜・命名式をスムーズに行うポイントとは?
お七夜・命名式をスムーズに行うポイント……それは、ママや子供の体調を優先することを、予め決めて、家族に伝えておくことです。祖父母にとって、孫の誕生はとても嬉しいものです。お祝いを進んでしたいと思ってくれることも多いはずです。ただし、出産の状況などを考えて、必ずできる行事とは確約できないことを身内には伝えておきましょう。
また出産をどこで行うのか、ということも大切なポイントです。退院後、ママがどこにいるかによってお祝いの方法や場所が変わります。家族で情報を共有し、準備できる物は準備をして、状況に合わせて柔軟に対応してもらえるように、話をしておくことをおすすめします。一生に一度の思い出に残る行事です。くれぐれも無理がないようにしてください。