女の子の初節句の料理
女の子の初節句には、適したお料理があります。1つ1つ意味を持つ料理になりますので、献立の参考にしてください。
尾頭付きの魚(鯛)
赤という色は、邪気を払う色とされており、尾頭のついた鯛は、お祝いの席には欠かせないメニューといっても過言ではありません。写真を撮る場合なども非常に映えるので、尾頭のついた鯛を焼いてメニューに加えるのが一般的です。
参考:桃の節句とお食い初めに、鯛の尾頭付き|朝日新聞DIGITAL
ちらし寿司
ちらし寿司自体に、何か意味を持つということではなく、色合いが綺麗で見栄えがすることや、「寿」という字が入っていることから使われているようです。また具のレンコンは「先を見通せる力」、エビは「縁起の良い食べ物」、豆は「健康でマメに働ける」というように、具に縁起を担いだり、語呂合わせをしているといわれています。
ハマグリのお吸い物
ハマグリのお吸い物は、ひな祭りの料理の中でも代表的なメニューの1つです。二枚貝が合わさるには、大きさがピッタリと合う必要があります。そのため、将来素敵な伴侶が見つかりますようにという願いが込められています。
菱餅
菱餅は緑・白・ピンクの3色のお餅で、ひし形をしていることから菱餅といわれています。形が心臓に似ていることから、親が娘の健康を願うという意味が込められています。
雛あられ
ピンク・黄色・白・緑の4色のあられです。この4色は「四季」を表しており、四季=1年間を通して幸せに過ごせるようにという願いが込められています。
白酒
白酒はもともと「桃花酒」というお酒が飲まれていました。この「桃花酒」は邪気を払う効果のある薬膳酒とされていたようです。白酒はアルコールが入っているので、赤ちゃんにはアルコールの入っていない「甘酒」を用意することが一般的です。
参考:女の子の初節句!お祝いの仕方や料理は?いつ何をする?|mamanoko
初節句の衣装
初節句のお祝いに着る衣装はどんなものが良いのでしょうか? 女の子の初節句は3月3日、季節は春でもまだまだ肌寒い日が続くころです。初めてのことでわからないことだらけ……という人は、ぜひ参考にしてください。
マナー違反はない
女の子の初節句で着る洋服には、マナー違反というものはありません。お祝いをする場所や出席してもらう人に合わせていれば、絶対NGというものはないので、安心してください。ただし、写真撮影をする場合や、神社にお詣りをする場合などは、ある程度の正装=スーツやワンピースなどが好ましいかもしれません。赤ちゃんの服装に関しては、次にあげる和装か洋装かを決めてあげましょう。
【和装】被布を着せる
被布という衣装は、着物の上から着る羽織のようなものです。ベストのような形になったもので、小さいころにしか着れません。最近ではロンパースなどで被布と同じような柄やイメージを出せるものもあります。赤ちゃんに和装をさせてたいと考えるのであれば、被布を着せるのが一般的です。
【洋装】ベビードレス
着物は少々窮屈、汚したら困る、普段着られないのにもったいない……など、和装ではなく、洋装で考える場合は、ベビードレスを選ぶのが一般的です。お宮参りやお食い初めの時の衣装を同じにしたりすることもあります。ベビードレスは着る機会の少ない洋服ですので、お祝いの際に活用するのも賢い方法です。
月齢に合わせた衣装を選ぼう
初節句は暦に合わせた行事なので、赤ちゃんの月齢はさまざまです。そのため、準備する衣装も赤ちゃんの月齢に合わせる必要があります。お食い初めやお宮参りと近い日程であれば、ベビードレスを使えることもありますし、1歳前後であれば、着物を着ることも考えられます。堅苦しいルールやマナーはありません。赤ちゃんに無理のない衣装を選んであげることがポイントです。