初節句のお祝いの方法は?
初節句のお祝いの方法はさまざまです。子供の成長のお祝いと、厄払いを兼ねた行事ですが、地域によっては決まりがあったりすることもあります。ここでは一般的な女の子の初節句のお祝い方法をご紹介します。
食事会をする
初節句のお祝いは、双方の実家の祖父母を招いて行うことが多いです。初節句は身内でのお祝いなので、多くの人を招待する必要はありません。お祝いに出席してくれた祖父母への感謝をこめて、ホテルや料亭で食事会をしたり、自宅に招いておもてなしをすることが一般的です。筆者の友人のママ達は
- 子供が1歳に近かったので、遠方から来てくれた両親と一緒に、料亭で食事をした。
- 久しぶりの外食だったので、少し奮発してホテルで食事をした。
- 祖父母が来れなかったので、赤ちゃんと3人で自宅でごちそうを作って食べた。
など、出席者や日取り、予算に合わせて、みんな工夫をしているようです。
雛人形を飾る
女の子の初節句で、最も多くの人が準備をするのが雛人形です。初節句ともなると、どちらかの祖父母が贈ってくれたりすることもあります。雛人形は日本古来から、お守りやお祓いの意味をもつ人形だといわれています。雛人形は早めに飾って早めに片付けるという風習があります。お祝いだからといって、いつまでも飾っておくのはタブーです。
写真撮影をする
赤ちゃんの行事では、多くの家庭が写真撮影を行います。日頃のスナップ写真でも記録に残すことはできますが、現在ではスタジオを借りて、赤ちゃんだけの写真や、家族の集合写真を取ることが多いです。スタジオでの撮影は天候に左右されず、なかには衣装のレンタルなどもパックでついている特典などもあるので、どのタイミングで写真撮影をするのかを決めましょう。当日行うケース、後日改めて行うケースなど、状況によってさまざまな方法があります。
お詣りをする
初節句は両親と祖父母の身内だけのお祝いで十分ですが、土地の守り神である氏神様にお詣りをして、ご祈祷をしてもらうケースもあります。絶対に行わなくてはいけないというものではないので、その土地の風習や、嫁ぎ先の慣わしに準じて行ってください。
初節句の雛人形について
女の子の初節句……お祝いとして雛人形を飾るのは、もっともポピュラーな方法です。
誰が準備するの?
一般的に雛人形は、母方の実家から贈るものだといわれています。以前は嫁ぐと同時に、嫁ぎ先の両親と同居をするケースが多く、母方の祖父母は孫になかなか会うことができなかったため、孫に会う口実として、初節句の雛人形を贈るという風習があったようです。ただし現代ではそのような堅苦しい風習に則るのではなく、もっと柔軟に対応している家族が増えてきています。
選ぶときのポイントは?
住んでいる家の住宅事情を第一に考えて、雛人形の大きさを決めましょう。近年人気のあるのは、お殿様とお姫様が一対になっている「親王飾り」です。七段飾りなどはとても華やかですが、置くスペースがないというのが現実です。新しくそろえる場合は、どのくらいの大きさなら飾ることができるのかを考えて、決めてください。また子供によっては、お雛様を怖がることもあります。どのような雛人形を選ぶのかは、実際に目で見て決めることも大切です。
お下がりでも問題ない?
女親にとっては、自分の雛人形を子供に……と考えたり、嫁ぎ先で義姉妹のお人形を上げるといわれたりすることもあります。ただし、古来から人形は、持ち主の代わりに厄を受けるものとされています。そのため、できれば一人に一つの雛人形を持つことが望ましい、お下がりなどは縁起が悪いといわれてきました。しかし、一人一つというのは現実的ではありません。現在では特にお下がりだからといって、問題ということは言われていないようです。
参考:
女の子の初節句。雛人形どっちの親が用意?母親のお下がりでも平気? | お役立ち情報一括サイト【役立ったドットコム】