お宮参りのことが知りたい!お宮参りのポイントやマナーはある? - cocoiro(ココイロ) - Page 3

お宮参りで知っておきたいマナー

お宮参りで知っておきたいマナー
お宮参りをする際には、知っておきたいマナーがあります。ここでは服装とお金のことについてご紹介します。

服装

お宮参りでは写真撮影を行うことが多いので、予め出席する人の服装を決めておくと、バランスが取れます。フォーマルといってもそれぞれ価値観異なることがありますので、お宮参りの一般的な服装をピックアップしてみます。

赤ちゃん

赤ちゃんの正式な服装は、白羽二重の着物の上に、紋付の祝い着をかけます。

  • 男の子:「熨斗目模様」鷹や兜、武者の柄が多い。色は黒・紺・灰色・白。
  • 女の子:「友禅模様」蝶や手毬、花の柄が多い。色は赤やピンク。

祝い着の下に着る物は着物である必要はありません。ベビードレスなど赤ちゃんの負担にならないものを着せてから、祝い着をかけることが多いです。季節によって、ベビードレスの上にケープをかけるなどの洋装で行うこともあります。この時期の赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできないので、格式にとらわれ過ぎず、状況に合った服装を選んであげましょう。

ママ

ママの着る服装は、以前は黒留袖が主流でした。しかし現在では「訪問着」「色無地の着物」「スーツ」「ワンピース」などが一般的となっています。1つ注意したいのは、お宮参りは神社で行うものなので、露出の高い服装は控えてください。スーツやワンピースの裾は、膝下が好ましいです。

  • せっかくの行事なので、普段あまり着ることのない訪問着で参加した。
  • 双方の両親と話し合い、堅苦しくなく洋装(スーツ)で行うことにした。
  • 授乳期だったので、授乳用のフォーマルワンピースを着用した。

など、実際にお宮参りを行ったママたちは、それぞれの状況に合わせた服装で参加しています。またアクセサリーは子供を抱っこすることを考えて、あまり派手な物は避けることが多いです

パパ

パパの服装は一般的には「スーツ」でOKです。ママが着物であっても、スーツで問題ありません。ただし、あまり派手な物ではなく、黒や紺・グレーなどの色を選び、白のワイシャツを着用しましょう。お祝い事なので、なるべく礼服を意識してください。

  • 普段は作業着の多いパパで、スーツを持っていなかった。お宮参りに合わせてスーツを新調した。
  • 派手な色のシャツが多かったので、冠婚葬祭用のワイシャツを着用した。
  • ママは着物だったけど、パパは礼服のスーツだった。

などの声もあり、普段スーツを着用しないお仕事をしているパパは、お宮参りに合わせてスーツを作ったり、礼服を新調することも多いようです。

祖父母

祖父母に出席をお願いする場合は、基本的にパパとママがどんな服装にするのかを決めてから、お願いするようにしましょう。正式には祖父は「スーツ」、祖母は「色留袖」「訪問着」「スーツ」となります。赤ちゃんが洋装の場合は、祖父母も洋装にすると良いでしょう。一般的には父方の祖母が赤ちゃんを抱っこします。赤ちゃんの服装に合った物を選ぶと、バランスが取れます。

お金

お宮参りでは、参拝・内祝など、それなりにお金がかかります。お宮参りを行う際に、知っておきたいお金に関するポイントを3つご紹介します。

初穂料

参拝する神社でご祈祷や祝詞をお願いする場合には、初穂料(はつほりょう)や玉串料(たまぐしりょう)と呼ばれるものが必要になります。通常ご祈祷をお願いする場合には、予約が必要になりますので、その際に金額を確認すると良いでしょう。もし、神社で金額が決まっていない場合は、5,000円~10,000円が相場となります。また初穂料を払うのは、誰でも構いません。両親だけでお祝いする場合、双方の祖父母が参加する場合、どちらか一方の祖父母が参加する場合など、各家庭によって状況は異なります。状況に合わせて、話し合いをして決めるようにしましょう。

  • パパの実家は遠くて交通費がかかってしまったので、当日の初穂料などはママの実家が負担した。
  • 実家の両親は参加できなかったので、自分達で負担した。
  • しきたりの多い地域で、お宮参りに関する費用は全てママの実家が持つものだといわれた。

など、先輩ママたちは住んでいる地域の風習や自分達の状況に合わせていることが多いです。

お祝いの金額

お宮参りは、両親と赤ちゃん、双方の祖父母が参加することが一般的です。お祝いとして頂く金額は10,000円が相場といわれていますが、地域によって違いがあります。「父方の祖父母は現金、母方の祖父母は当日かかる金額(初穂料・衣装代・食事代)などを負担する」という慣わしのあるところもあります。自分の住んでいる地域や、嫁ぎ先の風習などに則って、「誰がどのくらい何を負担するのか」を決めておくと良いでしょう。

  • パパの両親は参加するだけ。当日かかる費用はすべてママの両親が負担した。
  • ママの両親は参加できなかったので、お祝いという名目で赤ちゃんの衣装のレンタル代を負担してもらった。
  • すべてパパの両親が費用を負担した。後日お礼として、ママの両親が食事会を行った。

など、実にさまざまな方法があるので、各家庭でよく相談をして決めましょう。

内祝

お宮参りでお祝いをいただいた場合、本来はお返しは不要です。ただし、出席してくれた祖父母へのお礼として、写真をプレゼントすることが多いようです。また、出産祝いをいただいた方には、お宮参りの時期を目安に、内祝を贈るのが一般的です。

  • 両親からお祝いをもらっていたので、当日撮影した写真をフォトフレームに入れてプレゼントした。
  • お祝いを返す意味で、両親を食事会に招待した。
  • 出産の内祝も兼ねて、名前入りのギフトを贈った。

双方の両親に改めてのお返し……という形ではなく、一緒に食事をしたりすることで、思い出を共有する「お返し」をすることが増えています。

参考
お宮参りの基礎知識!時期・服装・写真・お金・マナー|All About