子供のダイエットで運動以外に気をつけたいこと
子供がダイエットをする際に運動以外にもぜひ気をつけてほしいことがあります。
食事のコントロールは量ではなく内容で勝負
ダイエットをする際に食事をコントロールするというと、食事の量を調節してしまいがちです。夜ご飯を抜いたり、炭水化物を一切摂らなくなったりというようなことです。ダイエットも大切ですが、子供は体の発育発達の時期にあり、食事から得られる栄養はその発育発達には欠かせないものです。基本的にはダイエット中でもきちんと3食、ご飯もおかずもバランスよく食べるようにしましょう。ただし、ダイエット中ということもあるので、摂る内容を考える必要はあります。
揚げ物は控えめにして、ご飯やパン・麺に多く含まれている糖質の量を減らしましょう。その代わり、肉や魚、卵や豆などのタンパク質をメニューに多めに入れるようにしてください。
ダイエット中の食事に関しては下記の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
ダイエットサプリメントは必要ない
ダイエットは長期戦になることを覚悟で取りくまないと、間違った方法に手を出してしまうこともあります。その1つが即効性を期待してのダイエット用のサプリメントの使用です。
ダイエットは体を変化させていく作業です。急な体重の減量は、例え必要があってダイエットをしていたとしても健康に害が出る可能性があります。「即効性」を期待する方法には、それなりのリスクもあります。また、サプリメントの摂取自体が子供にとってあまり良いことではありません。あくまでも栄養は食事で摂ることをベースに考えてダイエットをしましょう。
子供のダイエットとサプリメントの関係については下記の記事でも詳しく解説しています。
規則正しい生活リズムを心がける
ダイエットを成功させるポイントとして、食事や睡眠などは毎日だいたい決まった時間に行い、規則正しい生活リズムを心がけてください。食事と睡眠を決まった時間に行うことで自律神経が整い、健康的にダイエットしやすい体になっていきます。
睡眠に関しては、早寝早起きによって夜にしっかり睡眠時間を確保することで、日中に脳が覚醒してより活動したり運動する量を確保することができます。体の発達に必要な成長ホルモンも寝ている間に分泌・定着されるため、子供がきちんと寝られるような環境を用意してあげましょう。
まとめ
子供の健康的なダイエットは、長期的にゆっくり体を変化させていくことが成功に繋がります。リバウンドをしないためにも、まずは食事や睡眠など基本的な生活を見直して、さらに家事や自分の支度に一工夫することで運動量を確保できるように、生活を少し見直すところからダイエットをスタートさせましょう。
参考
学校段階別にみた肥満傾向児と痩身傾向児の生活習慣における共通点と相違点|日本健康教育学会誌
教養としての身体運動・健康科学|東京大学身体運動科学研究室
陸上競技指導教本アンダー13 楽しいキッズの陸上競技|財団法人日本陸上競技連盟
ダイエットと骨粗鬆症|臨床検査
女子におけるダイエット行動とメディアの影響 小・中・高・大学生を対象とした横断的調査より|青年心理学研究
ローレル指数|ウィキペディア
超簡単ダイエット!子供と一緒に自宅でできる簡単ストレッチとエクサイズ!|mataiku