何から始めたらいい?子供が健康的に痩せるダイエットとは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

子供のダイエットに適した運動とは

健康的なダイエットを行う際に、子供にはどのような運動をさせたら良いのでしょうか。

激しい運動ばかりする必要はない

ダイエットをするにあたっての「運動」というと、ランニングを毎日したり腹筋を何十回もしたりという運動をイメージするかもしれません。実は体脂肪を減らすなら、激しい運動ばかりをする必要はありません。

人間の体のメカニズムによると、運動の際、実は体に貯め込んだ脂肪よりも食事などで摂る糖の方がエネルギーとして多く使われているのです。体がエネルギーとして使いやすいのが糖なので、激しい運動をしてすぐにエネルギーが必要になる時は糖が使われていることが多いのです。

脂肪はむしろ安静にしているときに利用されています。安静にしている時には糖:脂肪が1:2程度の割合でどちらもエネルギーとして使われています。

体に貯め込んだ脂肪をエネルギーとして燃焼するのであれば、息が激しく切れる運動が最良の選択肢とは言えません。

自分の支度や家事の手伝いをする

上記のことから、脂肪をエネルギーとして利用するには息が切れるような激しい運動をするよりも、日常生活中の動作を増やすことの方がより効果的だと言えます。

そこで子供のダイエットで運動をさせるのであれば、ランニングや腹筋などを始める前に、自宅でしていることを「よりきちんと」「回数を多く」させてみましょう。例えばお風呂掃除や食器洗い、布団を敷いたりするなど、家事の手伝いをしてもらいましょう。
これを機に、親がしてあげていたことを子供にさせるようにしてみたり、自分の支度を自分でしてもらうのも良いでしょう。

ランニングや筋トレも悪くはありませんが、いつもの生活にそれらをプラスするのは習慣化するまでが大変です。それよりもいつもしている家事や自分の支度に、少し工夫して動くような要素を取り入れたほうが、続けやすいでしょう。

年齢に合った運動系の習い事をしてみる

「ダイエットを機に運動を習慣化させたい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは年齢に合わせた運動系の習い事を始めてみてもいいかもしれません。

子供は5歳から12歳頃まで神経系の発達が進みます。そのため、球技など技術が勝負の鍵を握る運動については、この時期にスキルを身につけると良いとされています。習い事として運動を始めると運動が習慣化してダイエットにもなり、また運動神経がちょうど伸びる時期にもなるので一石二鳥です。

また、小学校の高学年や中学生になると筋力や持久力が伸びる時期となります。もちろん個人差はありますが、陸上競技や水泳などの種目で記録が伸びるのはこの時期でしょう。

運動神経の伸びる時期に関しては下記の記事でも詳しく紹介していますので、興味のある方は読んでみてください。

子供の運動神経を良くする大切な時期!ゴールデンエイジとは