言葉遊びの効果とは
なぞなぞの問題と答え、それに考え方のヒントを知ることで、子供はより広い視野で発想やアイデアを培うことになります。なぞなぞによって物事の捉え方も変わってくる可能性もあります。
なぞなぞは言葉遊びの1つであり、うるま市立天願幼稚園の教諭である国吉貴子先生は『幼児期に言葉の感覚を豊かにするための援助のあり方』の中で、子供にとっての言葉を以下の5つに定義しています。
- コミュニケーションとしての手段
- 思考の手段
- 行動をコントロールする手段
- 自己表現する手段
- 自我の形成(アイデンティティの形成)
幼稚園においては、なぞなぞ遊びは問題をよく聞いて答えを考えることから、推理力を養うこともその狙いの1つとしてあるそうです。幼稚園や保育園など教育・保育の場面でなぞなぞ遊びが使われていることから、言葉遊びが知育に効果的なツールであることが分かります。
子供とのコミュニケーション
なぞなぞは本を見て1人で楽しむこともできますが、幼少期なら親子で楽しむことでコミュニケーションの活性化につながります。問題を聞く、想像する、答えを導き出す。そして、分からなかった問題は知識としてインプットされていきます。
答えが分かったときには褒め、分からないときにはヒントを出して想像力を養います。同時に親子でコミュニケーションがとれるので、「たかがなぞなぞ」と思わず、子供の心を育てるツールとして活用してみてはいかがでしょうか。
おすすめの簡単なぞなぞ本
なぞなぞの本は家にあると何度も読み返すことができます。お気に入りの問題は何度も読み返したくなるものです。そこで、おすすめの簡単なぞなぞの本をご紹介します。
なぞなぞようちえん
なぞなぞのみせ (なぞなぞえほん)
なぞなぞ&ことばあそび決定版 570問
まとめ
当記事は初級編として簡単ななぞなぞをカテゴリごとにご紹介してきました。なぞなぞに興味を持たせるためには、最初はすぐに分かるものからはじめるのが1番です。「分かった!」「面白い!」という感覚を積み重ねて、子供の探究心を育ててあげましょう。
参考
幼児期に言葉の感覚を豊かにするための援助のあり方|うるま市立天願幼稚園教諭 国吉貴子