サプリメントを使用するよりも前にできること
もし仮に、子供のダイエットにおいて栄養不足などを補うためにサプリメントの使用を検討していたとしても、サプリメントを使うよりも前に子供に対してできることがあります。
本当に栄養不足かを確認する
サプリメントを利用する目的として「栄養を補うため」というのは、ダイエットに関わらずよく聞くことです。でも子供がサプリメントを使う前にぜひ確認してほしいのが、本当に自分の子供は栄養が不足しているのかどうかです。
サプリメントはあくまで不足している栄養を補うためのものですが、不足していないにも関わらず使用してしまうと、費用が無駄にかかってしまうだけでなく、摂取過多によって健康を害する危険性もあります。
よくわからないまま判断してサプリメントを使うのは危険です。保健医療の専門職（医師、薬剤師、栄養士・管理栄養士、保健師）に相談したり、かかりつけ医に相談して服用すべきかどうか、また服用するなら種類や量を検討しましょう。
食事をコントロールする
サプリメントで栄養不足を補うことを検討する前に、そもそも普段食べている食事のコントロールによってダイエットや栄養不足を解決できないかを検討しましょう。
通常の食事を摂ることは栄養補給や体温調節への影響はもちろんですが、味や色合いから精神的な満足感も高いです。子供のうちはそういった食事に対する味覚や感覚を養う大切な時期です。錠剤で栄養を摂取するのではなく、食事から摂れないかをまず検討しましょう。
また子供のダイエットにおいての食事は単純に量を減らすのではなく、内容を改善しましょう。タンパク質を少し多めにして、糖質を減らしたメニューにしてみたり、子供が食事を噛む回数を増やすなど、サプリメントを服用するよりも普段の食事で改善できることもたくさんあります。子供の健康的なダイエットをするための食事の摂り方については、下記の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
運動や睡眠など、ほかの生活習慣を見直す
子供のダイエットには前述した食事のほかにも、運動や睡眠など基本的な生活習慣を見直し、規則正しいリズムで生活することが最も望ましいです。
「運動をさせる」というと、急に早朝ランニングを始めたり、運動系の習い事をさせなくてはいけないと思われる方もいるかもしれません。しかし子供のダイエットでは、まず身近でできることから始めてみることが大切です。無理に運動を始めても、続かなければ意味がありません。
例えば、家事の手伝いを毎日させてみることや、自分でできることは親が手を貸さずにさせてみる、などからです。日常のちょっとした動作を大切に、「動く」ことを意識して生活させてみましょう。
また睡眠に関しては食事とセットで時間を調整して、なるべく毎日決まった時間に食事、就寝することをおすすめします。規則正しいリズムで生活することは、自律神経の働きを正常にしてくれます。
また、しっかり睡眠時間を取ることで、寝ている間の成長ホルモンの分泌や定着もスムーズになります。子供に健康的なダイエットをさせるなら、まず生活習慣を見直してみましょう。
