お食い初めの基本!スムーズに行うポイントまとめ - cocoiro(ココイロ) - Page 2

お食い初めで知っておきたいマナー

初めてのお食い初めはわからないことばかりです。ただし、最低限のマナーは知っておきたいものです。ここでは5つのポイントに絞って、お食い初めの基礎知識をご紹介します。

食べる順番はある?

お食い初めの時期は、赤ちゃんはまだ固形物を食べることができません。そのため、食べさせる真似をしますが、食べさせるメニューには順番があります。

  1. ご飯
  2. お吸い物
  3. ご飯
  4. お魚
  5. ご飯
  6. お吸い物

という順序が一般的です。香の物や煮物はご飯⇒お吸い物の後に行います。ある程度お料理を食べさせる真似ができたら、歯固めの石に箸をつけ、赤ちゃんの口に付けてあげましょう。歯固めの石を直接口に持っていくことは避けてください。

参考生後100日!お食い初め基礎知識(マナー、やり方、準備)|EPARK

献立は一汁三菜

一汁三菜とは、汁物とおかず三品の献立を指します。一般的なお祝い膳の基本は、この一汁三菜といわれています。お食い初めのメニューは、魚・香の物・煮物・吸い物の一汁三菜になっています。大人の理想的な献立ともいわれていますので、食事の基本として覚えておくと良いでしょう。

食べさせる人は誰?

赤ちゃんに食べさせる真似をする人を「養い親」といいます。「養い親」は長寿にあやかるといった点から、出席している人たちの中で、最高齢の人が行うのが一般的です。男の子なら男性が、女の子なら女性が行うことが習わしですが、もし夫婦だけで行う場合は、父親が「養い親」になります。「養い親」の膝の上に赤ちゃんを抱っこして食べさせるのが習わしとなっています。

服装はどうする?

赤ちゃん

正式には和装が一般的です。お宮参りで使った衣装を利用することや、実家から送られた小袖を利用することもあります。ただし、お食い初めの頃の赤ちゃんは、おむつ替えやよだれの問題があります。汚れてしまうことを考えて、写真撮影だけを和装にしたり、椅子に座らせて着物を上からかけるだけというケースも増えてきています。少しフォーマルなロンパースや和装風のカバーオールなどで代用しても問題はありません。一度きりの行事で、購入を考えてしまう場合は、レンタルなどを利用することもできます。赤ちゃんに負担の少ない服装を選んであげましょう。

大人

大人の服装に関しては、お食い初めを行う場所で使い分ける必要があります。外で行う場合は、基本的に正装することがマナーだといわれています。ただし、着物は避けるべきです。授乳がしづらいことや赤ちゃんを抱っこしにくいというデメリットがあるからです。授乳服のフォーマルワンピースが人気を集めていますが、買うことをためらうのであれば、レンタルを利用してみましょう。とにかく、無理のない服装を選んでください。また出席してくれる両親なども、できればスーツなどの正装をお願いしましょう。写真を撮ることが多いので、できれば出席者の服装をある程度統一すると、見栄えの良い写真が取れるからです。

お祝い返しはどうすれば良い?

お食い初めでは、基本的にお祝い返しは不要です。食事に招いて一緒にお祝いをすることお返しとなるからです。万が一、お食事に招けなかった方からお祝いをいただいた場合は、「内祝」として、頂いた金額のは1/3を目安にお返しをしましょう。また祖父母から食器などのお祝いをいただいた場合は、写真をフォトフレームにいれて渡すと非常に喜ばれます。

お食い初めに必要なものとは?

お食い初めに必要なものとは?
お食い初めには必要なものがあります。男の子と女の子によって用意するものが異なり、またお食い初めならではのものもありますので、注意しましょう。できるだけ前もって準備することをおすすめします。

お食い初めに必要な食器

男の子の場合

男の子のお食い初めには、朱塗りの漆器を使用します。またお箸は柳の白木で、先端が細くなっているものを使用します。お膳には紋がついているものを使用し、お椀には鶴や松などの絵が描かれているものが良いといわれています。

女の子の場合

女の子のお食い初めに使用する漆器は、男の子とは異なり、外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器を使用します。お箸やお膳などは男の子と同じです。

お食い初めで使う歯固め石って何?

歯固め石の意味

歯固め石とは、「子供が丈夫な歯を持って長生きできるように」という意味を込めて使われる、お食い初めの道具の1つです。お膳に直接載せるので、驚く人もいるかもしれませんが、決して直接口に入れるということではなく、親の願いを込めて使用するものです。地域によっては石ではなく、梅干しやアワビなどを代用するところもあります。

歯固め石の入手・返却方法

正式には、お宮参りをした神社にお願いをして、借りてくることになります。また、近所の氏神様の境内から拾ったり、河原から持って来たりという方法もあります。石を熱湯消毒し、乾かしてから使用します。使用後は、元の場所に戻すのが慣例となっています。近年ではインターネット通販で購入するケースも増えてきています。

歯固め石の選び方

石の個数は1~3個が一般的です。色や形に決まりはないので、持ち帰りやすく、お膳に載せることのできる大きさのものを選ぶとよいでしょう。女の子の場合は漆器が黒塗りなので、白っぽい石、男の子の場合は漆器が朱塗りなので、黒っぽい石を選ぶことが多いようです。
参考お食い初めの石の意味や歯固め・石の個数は?|お食い初め.jp