社会生活において仕事やプライベートで覚えておくべきことはたくさんありますが、古い記憶を引き出しにくくなったり、新しいことが覚えにくくなったりという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。そこで、記憶力を上げる簡単なテクニックやおすすめの食べ物・飲み物、アプリなどについて解説します。
記憶力を向上させるテクニック
受験勉強をしていた頃が記憶力のピークだったと感じる人は多いのではないでしょうか。膨大な量の知識を限られた時間のなかで記憶し、整理してアウトプットするという作業を無意識にこなしていたことでしょう。
しかし、年齢を重ねるごとに何となく記憶力に不安になってきた、覚え間違いが多いと感じる方は少なくありません。スキルアップやプライベートを充実させるためにも記憶力を向上させるためにどんなことを試みればいいのでしょうか。
何度も反復する
小中学生の頃、学習内容を覚えるために何度もノートに繰り返し書いたり、声に出したりした覚えはないでしょうか。教科書や文書を1度見ただけで丸暗記できるという天才肌の人は別として、一般的な人間であれば、反復して記憶することが最も効果的です。
耳からの情報は脳に定着しやすいこともあって、録音したものをイヤホンで聴いたり、何度も口に出して読み上げたりして、何度も反復することで記憶力アップにつながります。
日記を書く習慣をつける
何年間も1日も欠かさず日記を書いている人がいます。実は、日記を毎日書いている人は比較的記憶力がいいとされています。日記は夜や就寝前などに1日のことを思い出し整理して書くという作業になります。
覚えていないと記録することができないため、知らない間に毎日記憶力が鍛錬されているのです。また、特定の出来事があった日に目星をつけ、日記を開いてその日の記憶の確認をすることもできます。初めは短くてもいいので毎日記録する習慣をつければ、記憶力アップにつながるでしょう。
いろいろな人と話す
記憶力が低下する原因には、職場と自宅の往復のみで記憶すべき情報が多岐にわたらず偏っている、繰り返し思い出し確認する作業をする必要がない、などの理由も挙げられます。
記憶をたどるには、例えば、数日前の朝食や夕食、子供時代の思い出、数年前に会った友人など、対象物が必要となります。多くの人と話をしてさまざまな話題をインプットすることで、さまざまなジャンルの情報を記憶の対象とすることができるとともに、話した人の顔や名前を覚えるのにも有効です。
記憶同士を関連付ける癖をつける
ある記憶から連想をしたり、他のことと結び付けたりする癖をつけることも記憶力向上に繋がります。それぞれを一つずつ覚えようとすると難しいようなことでも、もともとある記憶やエピソードと関連付けて覚えると覚えやすく、思い出しやすくなるはずです。上述した「日記を書く」「たくさんの人と話す」ということも、自然に複数の記憶を関連付ける助けになるでしょう。
このような記憶法は『エピソード記憶』と呼ばれており、こちらの記事で詳しく解説しています。
軽い運動をする
記憶をつかさどっているのは脳の海馬がメインとなっているため、記憶力をアップするためには脳を活性化する必要があります。記憶と運動は一見すると無関係のように考えられますが、軽い有酸素運動を取り入れることで脳にフレッシュな酸素を送って活性化することができます。
また、運動をすることで邪念や悩みなどを解消して頭のなかをすっきりとさせることもできるため、記憶力アップに有効であるといえるでしょう。
子どもと一緒にジョギングや長距離走を始めてみようかなという方は、こちらの記事でジョギングに関する正しいフォームやトレーニング方法について解説しているので、良ければご覧ください。