中学受験を考えている人にとって、気になるのは「いつから受験準備を始めたらいいのか」という時期について。
「はじめ良ければ終わりよし」ということわざがあるように、何事も準備が肝心ですよね。
そこで、中学受験を始める時期と注意点についてご紹介したいと思います。
早ければ良いという訳ではない
当初から中学受験を考えている場合、早いうちから準備をはじめた方が有利ではと思うかもしれません。しかし、中学受験は単純に早ければいいという訳ではないのです。
基礎学力を身につけ、学校という集団生活に適応し、友達との関係も築いた上で、少しずつ子供の性格に合わせて、取り入れていく必要があります。
これは、いくら学力が高くても、友達との付き合い方が分からなければ、孤立した生活を送ることになってしまい、最悪、進学した学校に適応できないケースも考えられるためです。
大事なのは、さまざまな体験や経験から興味や関心を引き出してあげること。そして関心のあるものが実現できる学校を選ぶということです。
これが、将来の職業選択にも結びついてくるので、焦らず子供の成長を見ながらベストなタイミングを選ぶのも親の大事な仕事になってくるのです。
遊びも大事な社会勉強
受験というと、勉強一本というイメージがあるかもしれませんが、小学生にとって遊びも大事な社会勉強の1つです。
遊びからルールを学び、仲間と協力することで社会性を育んでいきます。遊ぶ時間を削り勉強だけに特化すると、子供はストレスを発散する場所を失いますし、集中力も欠けてしまいます。
休み時間には友達と遊び気分転換をする。そしてスポーツを通して基礎体力を養います。適度な運動は睡眠へとつながり、生活リズムを整える効果も。
低学年では、このような遊びや体験する機会を大事にし、基礎学力をつけた上で、受験に向けて準備するように意識しましょう。