全国各地で行われているラジオ体操には、どういった健康効果があるのでしょうか。具体的な健康効果や体操する際のポイント、よくある疑問点などについて解説します。親子でラジオ体操を行って健康的に過ごしましょう。
もくじ
ラジオ体操の健康効果
全身を使ってカロリー消費
ラジオ体操は、第一、第二ともに13種類の動きがあります。立位と座位、両方で行うことができ、体力や体調に合わせて強度を調整できます。上肢や下肢など、全身の運動がまんべんなくでき、前屈や後屈、ひねりといった間接運動をともなうため、早朝や運動前に行うとウォーミングアップとしても最適でしょう。
ラジオ体操は、5分間ほどの短い体操です。ただ、それぞれの体操にしっかり取り組むだけでも、心拍数は上がり、カロリー消費につながるようです。しっかりと体操すれば、20~30カロリー程度は消費できるとも言われています。
夜のラジオ体操も効果的
ラジオ体操は、朝昼晩1日3回ほど取り組むのがいいと言われています。就寝の2時間前にラジオ体操をすると、一時的に、ゆるやかに体温が下がるため、自然と寝つきが良くなります。また、ダイエットの観点からすると、最も体温の高くなる16~18時ごろが適切な時間帯とされています。カロリー消費が大きくなって、脂肪燃焼につながります。
ラジオ体操は、「肩こりの改善」「呼吸機能の促進」「消化器の働きを改善」「腰痛予防」「便秘解消」などの効果が期待できるとされます。体操で左右対称の動きをして、インナーマッスルにも働きかけるため、姿勢の改善にも効果的と言われています。
ラジオ体操の魅力
毎朝の運動を習慣化すると、規則正しい生活習慣を身につけられます。早朝にラジオ体操を行うと、早起きできるだけでなく、体を動かして日光に当たりため、朝食をしっかり取ることができ、朝の時間をゆったり過ごすことができます。翌朝にラジオ体操を控えているとなると、早寝にもつながるでしょう。
また、小学生同士だけでなく、地域の大人たちとも交流できるため、社交性を育むことにもつながるでしょう。毎朝、周りの大人にあいさつするだけでも気分は大きく変わってくるはずです。
ラジオ体操は、特別な用具が不要で、どこでもできるものです。短時間で効率的に全身を動かせますから、無駄がありません。幅広い年代で行える動作を基本としていますから、子供から高齢者まで取り組むことができます。