国立の小学校のなかでも倍率が高いことで有名なお茶の水女子大学付属小学校ですが、この小学校にはどのような特色があり、入試では具体的にどのようなことを問われるのでしょうか? 学費や教育理念などの学校情報に加えて事前にできる入試対策もご紹介します。
もくじ
お茶の水女子大学附属小学校の学校情報
お茶の水女子大学付属小学校が所属するお茶の水学園は、幼稚園から大学まで一貫教育を行っている学校です。ここでは、お茶の水女子大学付属小学校の学校情報をご紹介します。
お茶の水女子大学附属小学校の基本データ
創立
1878年
所在地と交通案内
■所在地
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
Tel:03-5978-5873(事務室) Fax:03-5978-5872
■交通案内
〇東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」より 徒歩7分
〇東京メトロ有楽町線「護国寺駅」より 徒歩8分
〇都営バス「大塚2丁目」停留所下車 徒歩1分
教育理念
大学付設の研究機関として初等普通教育を行うほか、小学校教育の理論や実際に関する実践的研究と、学生の教育実習を行うことを目的としています。目的達成を通して、日本の小学校教育の進歩向上のために貢献することを使命としています。
このように、お茶の水女子大学付属小学校は小学校の教育理論と、実際の教育についての実践的な研究を行う学校です。大学と協力して、日本の小学校教育の進歩や向上のために貢献する目的がある、という点が普通の小学校との違いです。
児童総数 教員数
■児童総数
634名(男子309名 女子325名)
■教員数
正教員 32名 講師他 十数名
お茶の水女子大学附属小学校の特徴
お茶の水女子大学付属小学校の学びの特徴をご紹介します。
協力学年担任方式
お茶の水女子大学付属小学校では、1953年から協力学年担任方式が実施されています。これは、同じ学年の3~4クラスを4~5名の教員が協力して指導や運営を行うものです。
独自のカリキュラムで学習が進められる
お茶の水学園では、小学校における新しいカリキュラム開発の研究を行っています。お茶の水女子大学付属小学校では、その研究開発の成果を活かした「ことば」「市民」「自然」「アート」「生活文化」「創造活動」「からだ」といった独自のカリキュラムで学習を展開しています。
子供同士が協力して学習する姿勢を重視している
子供達が自分で感じる「知りたい」「調べてみよう」といった好奇心を大切にし、子供同士が協力して学習を進める協働の学習姿勢を重視しています。
4年生以上は教科担任制になる
4年生以上になると教科担任制となり、担当教師による、より専門的な教育がなされます。
学費などの諸経費
■初年度合計
約45万円
※給食費、教材費、後援会費、制服代を含む
■2年目以降合計
約20万円