「読み書きそろばん」は、昔から必要な力だと言われています。そろばんを使うことで、脳にも効果があることが報告されています。当記事では、そろばんは何歳から始めたら良いのか、月謝はいくらくらいなのか、そしてそろばんを習うことによって得た力が学校生活でどのように役立つのかをご紹介します。
もくじ
そろばんは何歳から始めたら良い?
そろばんを習うと、集中力や記憶力が身につくと言われています。たくさんのメリットがあるそろばんですが、いったい何歳から始めたら良いのでしょうか。
一般的には小学校低学年までが多い
Q. そろばんは何歳から習わせたらよいのでしょうか?
A. 一般的には、幼稚園から小学校低学年くらいの間に始める子供達が多いようです。
(引用元:よくある質問(教室編)|日本珠算連盟)
そろばんを始める年齢は年々低年齢化してきていて、そろばん教室に通っている子供の平均年齢は9歳くらいだと言われています。
そろばんを習うことで、学習するということはもちろん、じっと座る習慣も身につきます。幼稚園から小学校低学年くらいからそろばんを習った場合、小学校に入る前から数に親しみを持てたり、あいさつや道具を大切にしたりすることを学べるなどのメリットがあります。九九が小学校2年生から始まるので、それまでにそろばんを習わせるとよりスムーズに学校の授業についていけます。
何歳になっても力は身につく
認知症専門医の長谷川嘉哉によると、そろばんは単に数字に強くなるだけではなく、指を使う作業によって集中力が高まると言われています。指を使うことで脳の活性化につながり、そろばんを弾く音と反復計算が脳を刺激する効果があると考えられています。また、そろばんは左右の脳をバランス良く使うことに繋がり、そろばんの経験は「一生使える脳」を作ることに貢献するようです。
子供のころにそろばんを習うことは生涯役立ちますが、大人になってからそろばんを始めても、前頭前野が鍛えられるために認知症予防にも効果があるとされています。
脳梗塞になってしまった方で、左脳の能力が落ちてしまったために紙での計算ができなかったケースがありましたが、そろばんで使用する読上算で右脳を使うと計算ができるという事例もあります。
このように、そろばんは何歳になっても脳への刺激を与え、力が身につくと言われています。
参考
子供の習い事はそろばんがおすすめ!認知症専門医が脳科学的に解説|転ばぬ先の杖