転職や就職活動でホワイト企業を見極める5つのポイント
ホワイト企業に就職・転職したい方は、企業のどんなポイントを見て白黒の判断をしたらいいのでしょう。おすすめの見極めポイントは次の5つです。
法令遵守~法定外の福利厚生も充実している
【チェックポイント】
|
【解説】
労働者の心身の健康を守り、仕事への意欲を保つために定められている労働基準法。この労働基準法を守る企業は、社員思いであると言えます。
法令遵守や福利厚生制度の充実度だけではなく、その制度を利用しやすい職場環境かどうかも併せて注意しましょう。
適正な業務量と賃金支給額~固定残業代に注意しよう
【チェックポイント】
|
【解説】
ホワイト企業は、仕事について的確に理解する人材を求めているため、求人票や就業規則に業務内容や業務量を正しく記載しています。「簡単!」「すぐできる!」などの甘いうたい文句で人を誘う会社には注意が必要です。
また、月収ではなく年収の記載があるのも、ホワイト企業を見分けるポイントです。ブラック企業の場合、固定残業代を月額給与に含めていたり、賞与を支払わない場合があるためです。
社員間の待遇格差がない~さまざまな働き方に柔軟に対応する
【チェックポイント】
|
【解説】
近年働き方が多様化し、非正規雇用社員も即戦力として正規雇用社員と同等の仕事を任されることが増えています。
ホワイト企業は非正規雇用社員であっても、キャリア設計のサポートを行い継続して企業貢献できるよう育成したり、賃金を正規雇用社員と同等程度支払い社員の仕事への取り組みを評価します。具体例を見てみましょう。
- 社員留学制度
- 社内公募制度
- 社員交流セミナー
- 新入社員研修の期間が長い
- メンター制度
- フレックスタイム制
- 育児・介護に対する時短制度
- 半日単位の有給休暇制度
- 有給休暇の取得率90%前後
- 出産や育児の休暇・休業制度
(引用元:ホワイト企業に転職したい!優良企業に共通する特徴と見分け方(2018.10.23)|転職サファリ)
また社員間のいじめや、会社内優位者によるパワーハラスメントなどの人権侵害行為がなく、コミュニケーションがとりやすい職場作りが行われているかどうかも大切です。具体例を見てみましょう。
- 新しいチャットツールを活用し、メールよりも、業務を最後まで迅速にやりとりする。
- 社員が経営陣に直接質問できるフォーラムを開催する。
- 普段共に仕事をしない社員と出会える場として社員食堂がある。
- 問題意識や目標達成状況等を共有するために、研修や面談を行う。
- 話題の共通項を増やすために、社内報を発行したり、レクリエーションを開催する。
上記は一例にすぎません。就職活動を行う時は、企業が社員の交流が活性化する場を設ける努力をしているかをチェックしましょう。
労働組合に協力的~過去の団体交渉を参考にしよう
【チェックポイント】
|
【解説】
労働組合とは、企業に雇用条件の維持・改善を求める労働者の組織です。つまり、労働組合があるということは、経営陣が社員の声を聞き入れる姿勢の現れです。経営陣が労働組合の要求を丸のみする義務はありませんが、交渉の場に出て話を聞く意思があるということは、働きやすい環境づくりにとても大切です。
入社3年後の離職率が低い~居心地が良いから定職する
【チェックポイント】
|
【解説】
離職率や定職率は、社員の「自社お気に入り度」を見る上でとても役立つ指標です。働きやすい環境が整っていれば、企業の利益貢献に尽力したいと考えて転職希望者が少なくなるためです。