ブラック企業大賞にノミネートされた企業は?
ブラック企業大賞企画委員会は、労働問題の専門家や弁護士、ジャーナリストで構成されており、毎年12月にその年に労働者の人権侵害や給与問題、長時間・過重労働などで過労死や精神的疾患などの問題が起きた企業を発表しています。
参考
上記参考のブラック企業大賞では、明るいイメージの広告を打ち出す大企業が多くノミネートされていることに驚くかもしれません。業績が安定している大企業だからといって一生安泰ではない昨今。企業が大きくなる過程でないがしろにされている労働者がいるという現実があります。
労働条件を確かめよう~本当に困ったら相談窓口に連絡を
2019年から働き方改革関連法が順次施行されています。「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が公布されたことで、労働条件が加速度的に改善されることが期待できます。
この法律公布に加えて、厚生労働省は、特に若い労働者が自らを守るために自身の労働条件を漫画コンテンツを使って確認できるアプリを提供しています。
アプリの他に厚生労働省公認のブラック企業検索サイトもありますので就職活動の参考になさってください。
多くのブラック企業はご紹介した特徴を複合的に持っています。そのため、少しでも不合理だと感じたら、労働条件の相談窓口に連絡しましょう。労働問題のプロに相談することで、ご自身の精神的・身体的ストレスから解放される糸口が見つかるでしょう。下記参考に厚生労働省の相談窓口が掲載されていますので、不安を抱える方はぜひご覧ください。
参考
まとめ
ブラック企業は労働者を「物」として扱う企業です。人間として幸せに生きる権利を認めず、企業利益をより多く生み出すために、企業に徹底服従することを要求します。
人は経営資源の一つとして企業利益を生み出します。しかし、それは心身共に健康で仕事へのモチベーションが高く保たれているときにこそ、能力を存分に発揮するのです。
「豊かで幸せな人生」を過ごすことに仕事の意義を見出すならば、職場の労働問題は徹底的に調べることをおすすめします。
参考
長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果を公表します|厚生労働省
雇用差別・賃金差別をなくそう ~同じ仕事なら同じ待遇を~ 「非正規差別NG」に取り組もう!|非正規雇用労働者全国センター
【2019年版】コンプライアンス違反事例集 原因、対策を徹底解説|@人事
賞与1円で報復、「労働組合潰し」の酷い実態|東洋経済ONLINE