専門学校の学費相場は?入学金・初年度納入金や奨学金について - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

子供が専門学校への進学を希望している場合、学費は大学とどのくらい違うのか気になるのではないでしょうか。修学期間が短いから安くすむのかな? と期待している人もいるかもしれません。しかし、実習が多く短期間でたくさんのことを学ぶ専門学校は、結果的に学費が割高になることもあります。

専門学校の学費、相場を知りたい!

専門学校は公立もあれば私立もあるため、学費を含めた費用負担は「学校による」としか言いようがない面があります。しかし、保護者としては相場観を知りたいものです。調査をもとに見ていきましょう。

入学金・学費・その他の相場観

単位:万円 入学金 授業料 実習費 設備費 その他 合計 最高額 最低額
18.1 69.1 11.4 20.0 6.8 125.3 257.0 40.0
16.4 55.4 8.0 10.6 5.8 96.0 257.0 32.8

調査2 平成30年度 学生・生徒納付金調査|公益社団法人東京都専修学校各種学校協会より筆者作成)

こちらは公益社団法人東京都専修学校各種学校協会が行った調査に基づく、専門学校の学生が1年間に納入した費用の平均です。昼間コースの平均を見てみましょう。授業料が69.1万円であるにもかかわらず、納入した費用の合計は125.3万円と2倍近い金額になっています。

このように、授業料以外の費用が大幅にかかるのが専門学校の特徴です。実務に近い職業教育を施すため、実習や設備に費用がかかることが理由として挙げられるでしょう。

専門学校は夜間コースを設けているところも少なくありません。夜間コースは一般的に働きながら通う学生が対象となっています。そのためか、昼間コースに比べると学費が割安になっていることが多いようです。

初年度納入金はどのくらい?

公益社団法人東京都専修学校各種学校協会の調査結果を見る限り、平均的な専門学校において初年度納入金の総額が100万円を下回る学校はあまりないようです。私立文系大学の初年度納入金が110万円程度といわれていますので、専門学校は1〜2年間であれば私立大学よりは割安、3〜4年間通うと大学とあまり変わらないという認識でいると良いようです。

参考

大学の学費 高校生のための進学ガイド|マイナビ進学