職務経歴書に最適な枚数は?書くことがないときの対処法もご紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

書くことがないときの対処法

書くことがないときは、具体的なエピソードを盛り込む方法または自己PRを充実させる方法で対処するのがおすすめです。また、職務経歴が少ないのであれば、アルバイトの経験を書くのも一案です。

アルバイトの経験を書く

学生や第二新卒であれば、職務経験は浅くて当たり前です。採用担当者は仕事への考え方や熱意を知りたいと思っているので、アルバイトの経験を書くことはアピールにつながります。

単にこれまでに経験したアルバイトを羅列するのではなく、アルバイトを通して何を学んだかを書くことが大切です。アルバイトの内容はそれほど重要ではありません。もし、アルバイトの中でもチームのリーダーになった経験や責任者を任された経験があるなら積極的に書くようにしましょう。

具体的なエピソードを盛り込む

職務経歴を書いているだけでは、空白の目立つ職務経歴書になってしまいます。そこで大切なのは、「職務経歴」と「自己PR」に具体的なエピソードを盛り込むことです。

例えば、営業職の仕事で前年度の売上から110%の成長目標を達成できたとします。事実を書くだけでは数行で終わってしまい、採用担当者に達成するまでの戦略や苦労、工夫などを伝えることができません。しかし、目標を達成するために「前年度の顧客データを徹底的に分析した」「関係部署に協力を求めることから始めた」という具体的なエピソードを加えることで、一緒に仕事をするイメージを持ちやすくなります。

自己PRを充実させる

自己PRを充実させることで、あなたをより深く知ってもらうことができます。職務経歴書2枚に対して、1枚の半分ほどを自己PRにあてるのは問題ありません。

【自己PRでアピールしたいポイントの一例】

  • なぜ、この企業で働きたいのか
  • 自分の強みは何か
  • 自分の強みを、仕事でどのように生かすことができるのか
  • これまでの経験をどのように生かすのか

自己分析を進めるきっかけにもなるので、200文字、400文字、600文字などの字数制限を設けて、それぞれのボリュームに合った自己PRを用意しましょう。

書くことが多すぎるときの対処法

書くことが多すぎる場合は、「優先順位」をつけて「数字」を有効に使うことが大切です。文章は書くことよりも削ることの方が難しいですが、削る作業をすることで考えていることや伝えたい内容が明確になってきます。

応募する企業で使えるスキル・経験を優先する

転職経験が豊富で書くことが多すぎる場合は、応募先の企業で使えるスキル・経験を優先して書くようにします。すべての経歴を同じ分量で書く必要はありませんので、内容に濃淡をつけて書くようにしましょう。

営業職であれば、これまでの営業の経験を積極的にアピールした方が良いですし、事務職であれば事務関係の仕事の経験をアピールしましょう。

簡潔に伝えるために数字を使う

文章にすると長くなる場合でも、数字にすることで簡潔に事実を伝えることができます。また、文章はなんとなく読み飛ばしてしまいますが、数字は目に留まりやすいです。できるだけ、職務内容や自己PRは数字を交えて書くようにしましょう。

例えば、「顧客満足度アンケートが上昇した」という記載だと内容がはっきりせず、補足の説明が必要になります。これを、「顧客満足度アンケートが90%から95%に上昇」や「顧客満足度アンケートが5%上昇」と書くことで、簡潔に成果をアピールすることができます。

ご自身の書いた文章を「数字に置き換えることはできないか? 」という視点で職務経歴書を読み返すことをおすすめします。