心当たりある?大企業病の特徴と原因を解説!6つの改善予防策を提唱 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

大企業病を改善・予防する6つの対策

大企業病に陥いらない企業体質を築くためには、どのような対策を練れば良いのでしょうか。具体的な対策例とともに、大企業病を改善・予防する方法をご紹介します。

失敗を恐れず挑戦することを奨励する人事制度を取り入れる

経営環境は、時代とともに変化します。顧客ニーズだけではなく、働く社員の労働価値観も変化要因の一つで、その変化を先取りして企業利益を上げる事業プランや、それを実行する社員の人事制度の見直しが常に必要なのです。

そのため、現状に安定を求めず、常に問題意識を持ち、最善の方法を模索する働き方を推奨する対策を立てましょう。

【チャレンジできる人事風土を築くための具体的な対策例】

  • チャレンジを奨励する加点主義人事制度を導入する。
  • チャレンジしたことを賃金に反映する報酬制度を導入する。
  • 自分の資格・スキル・実績を希望部署に売り込んで転籍・異動をする社内フリーエージェント(FA)制度を導入する。
  • 会社が必要とする役職・職種要件を社員に公開し、応募者の中から必要な人材を選抜登用する社内公募制度を導入する。
  • 新規増員または欠員が出た職種に対して社員自らが応募でき、社外からの応募者と同様の選考を行うジョブリクエスト制度を導入する。
  • 昇進要件に一定のキャリアのみでなく、異職種経験回数を含めるシステムを構築する。

など

参考

“チャレンジできる” 人事制度のすすめ 齋藤清一|株式会社人事賃金管理センター Ns日本病院人事開発研究所

形骸化した規則や業務をなくし、業務効率を向上させる

グローバル化が進む現代にあって、社内で情報が共有できなかったり、自由なコミュニケーションの場がないことで意思決定に時間がかかっていては、国際社会から取り残されることになってしまいます。

そこで、スピード感をもって業務を遂行するために、「今のやり方に問題ない」という固定観念を捨て、業務内容の効率化を推進する改善策を積極的に採用していきましょう。

【業務を効率化する具体的な対策例】

  • 恒常化している業務を洗い出すために、アンケートなどを用いて業務分析を行う。
  • 各部署の業務特性に合わせた業務の棚卸しを行う。
  • 不要になった業務が惰性で行われていないか確認する。
  • 社内資料や書類の必要最低限の情報を記載するフォーマットを作り、資料作成の手間を減らす。
  • ルーティンワークとなっている会議の意義を見直す。また、会議の到達目標を明確化することで、会議の量と質を双方から改善する。
  • 形骸化している業務だが廃止できない場合は、外部委託する。
  • 業務の優先順位をつける。
  • 「誰が」「いつまでに」「何を行うのか」という業務の進捗状況を共有管理し、業務分担を適正化する。
  • 一般の社員が主たる担当業務の専門的知識やスキルを持っている場合は、権限を委譲する。
  • 誰もが使いやすいオフィス環境へと整備する。
  • ホワイトカラーの場合、ほかの社員からの連絡などを遮断して1人で集中して仕事に取り組む時間をつくる。
  • 最新の連絡ツールを活用する。

など

参考

3.「めりはりのある働き方」の前提となる「仕事の進め方の効率化」 |内閣府

上層部の意識改革や人員刷新を行う

社員の意識を改革したい場合は、上層部の意識を変えるのが最も効果的です。なぜなら、上層部の意識を変えるということは、一般の社員に意識改革の本気度を示すことができるからです。

例えば、上層部が互いに管轄する部署への干渉を行わないという相互不可侵のもと経営を行うと、部下である社員も他部署と協力関係を築くことができません。また、上層部が現場の社員の状況を把握せずに忖度仕事を無駄に増やしていることに気づけていない場合も、業務の非効率を生んでしまいます。

しかし、上層部の意識を変える場合は、従来の権限や責任関係が大きく動くことになるため、全社をあげた改革を行わなければなりません。その一つとして、大企業病を改善する具体的な対策に反発する人たちを説得したり、刷新するのも一つの方法でしょう。

上層部から意識を変えていくという強い姿勢を、ほかの社員に示せるような思い切った対策を講じましょう。

【上層部の意識改革を行う具体的な対策例】

  • 上司の言動や無意識の指示について、部下の社員にアンケートを実施する
  • 上層部の意識改革に対する考えをヒアリングする。
  • 職位順に関わらず組織理念やビジョンを浸透させる。

など

参考

上司がムダを生む「働かせ方」の大間違い 忖度仕事に振り回される部下たち|PRESIDENT Online、P4

意識改革アプローチ選びと実現に向けた提案(2017.10.31)|グローバルリーダーシップ研究所beyond

職場コミュニケーションを活性化させる

職場のコミュニケーション不全は、個々の社員レベルで解決できる問題ではありません。コミュニケーションをとるということは、「コミュニケーションの場を作ること」なのです。

コミュニケーション不全を解消するコツは、社員同士が互いに共感を持って支え合うことと、社員個人が自分の発言に自信を持つことにあります。この2つは互いに共存している問題で、他者に共感を持たれることで自分に自信が持て、自分に自信を持つことで他者に共感を求める意見を発信することができるようになります。

そのため、社員が部署や職位順などのしがらみに囚われずに、自分の意見を自信を持って発表できる職場づくりを心がけましょう。

【コミュニケーションを活性化させる具体的な対策例】

  • 送信したら完結するメールではなく、新しいチャットツールを活用し、要件にかける熱意を伝えきる。
  • フォーラムを開催し、一般の社員が上層部の経営陣に直接質問できる場をつくる。
  • 社内報を発行し、どんな社員がいるか、他部署の状況、経営理念などの情報を共有する。
  • 社員食堂をつくり、同じ企業で働く社員が出会う場を設ける。
  • 社員研修や面談を行い、問題意識や目標達成状況などを共有する。
  • 社内レクリエーションを開催し、コミュニケーションの共通項を増やす。
  • 社内通貨を取り入れる。
  • 部署を越えて連携するプロジェクトを発足する。
  • 社外の意見も取り入れたり、新しいマネジメント手法を試す。

など

参考

コミュニケーション不全 解消のシナリオ・序章 個の自己信頼の欠如に、いかに対峙するか|リクルートワークス研究所,P32

社内コミュニケーションはなぜ重要か?メリットや取り組みシレイを紹介|ボーグル

企業の経営理念や行動指針を浸透させる

本来、経営理念とは事業を継続して発展させるための指針です。規則や業務マニュアルは、その経営理念に遵守するための手段なのです。そのため、経営理念を社員全員が徹底的に共有することによって、雑多な規則や業務マニュアルを少なくすることができます。すると、働き方についての縛りが減るため社員の自由度が増し、主体的に働くことができるようにもなります。

そこで、企業の経営理念や行動指針は、社員に分かりやすく明確に伝わるような対策をとりましょう。

【企業の経営理念や行動指針を浸透させる具体的な対策例】

  • 共感を持てる言葉を使う。
  • ストーリーにする、映像化するなど、具体的なイメージが湧くように工夫する。
  • 社員が経営理念を自分のこととして捉えられるように、経営理念に沿った行動をとった社員を称賛し、社員本人に再発見する機会をつくる。
  • 上層部が一般の社員の考えを敬意をもって聞くという共感プロセスを講じる。
  • 創業時の理念だけではなく、今現場で起きている新しいストーリーを共有する。
  • 経営理念を拡散する「伝道師」を各部署に配置し、語り継ぐ。
  • 経営理念を浸透させる活動を継続する。

など

参考

経営理念を浸透する4つのステップ|PIS

カスタマーファーストの意思決定・行動を徹底する

企業が継続的に安定した業績を上げていくためには、顧客に選ばれ続ける多種多様な商品やサービスを提供することが必要です。そこで、「顧客を喜ばせる良いサービスを提供し続けるためにはどうしたらいいのか」というカスタマーファーストの理念を全社員で共有することが肝要です。

そのため、直属の上司という目先の目標を突破することに照準を当てた働き方を改善し、顧客について考え抜いた事業プランを実行に移せるような組織環境を整える対策をとりましょう。

【カスタマーファーストを実現する具体的な対策例】

  • 顧客のことを考えて行動することを良しとする企業風土をつくる。
  • 顧客を優先しすぎて社員が犠牲になるようなことがないよう、働きやすい環境を整える。
  • 過大要求する顧客に対しては、全社的に厳格な措置を講じる。
  • チーフカスタマーオフィサー(CCO)など、カスタマーファーストを実現する役職を設ける。
  • カスタマーサポート(CS)をする担当チームを立ち上げ、全社に顧客ニーズを伝達する。
  • カスタマーサティスファクション(顧客満足)や、カスタマーディライト(顧客感動)など、カスタマーファーストを実現するための業績評価指標を利用する。

など

参考

お客様は神様?カスタマーファーストの実現に重要な3つのポイントと誤解しがちな注意点|TayoriBlog

まとめ

大企業病の特徴や原因から、大企業病を改善・予防する具体的な対策例までご紹介しました。大企業病は原因がはっきりしているわけではなく、企業ごとに異なる複数の原因が相俟って生じる現象です。そのため、大企業病の改善・予防策に正解はありません。

企業の体質、社員の特性、そして時代によって最適な打ち手はどんどん変化します。大切なのは、常に問題意識を持って最善の方法を模索する姿勢と言えるでしょう。

参考

大企業病の原因や症状。対策に必要な取り組みとは|TUNAG

社員のやる気やチャレンジ精神を奪う「大企業病」から脱出する方法は?|リクナビNEXTジャーナル

官僚制|ウィキペディア

「事なかれ主義」とは?その心理や特徴、職場での改善方法を解説|TUNAG

中小企業でも起こりうる、大企業病が蔓延する5つの原因とその対処法|BOWGL

「大企業病?それ他責じゃん!」 元意識低い系社会人が教わった、組織を動かしミッションを実現するたった1つのコツ|FASTGROW

職場コミュニケーションを改善する方法とは? 社内施策のポイントや他社事例を解説|TUNAG

大企業病|ウィキペディア

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Ginamy

慶應義塾大学経済学部卒業。日商簿記検定2級・医科2級医療事務の資格保有。経理・一般事務を経験し、結婚を機に家庭に入る。3人の男の子のママライター。自身が中学・高校・大学・資格試験の受験を経験。育児・教育・書籍に関心。趣味は整理整頓・おしゃべり・K-POP・読書。地元少年野球部に参加する息子達を夫婦でサポート。子供の夢を叶えるべく、進学塾の通信講座受講での中学受験を目指し、家庭学習を支える。息子達がいてくれるからこその青春と感動と苦悩に感謝!