TOEIC®対策!オックスフォード大学推奨の勉強法
TOEIC®はそのテストの特性から対策が必要といわれます。そこで、イギリスの最高学府であるオックスフォード大学の出版局(Oxford University Press)がTOEIC®テスト対策を指導する教員向けに書いた指南文書「A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success」をもとに、TOEIC®の勉強方法を模索してみましょう。
オックスフォード大学が推奨する勉強方法
Oxford University Pressが推奨する、教師が生徒に教えるTOEIC®テスト対策の初歩を簡単にまとめたものが次の表です。
【教師が生徒に教えるTOEIC®テスト対策の初歩】
準備 |
|
受験スキル |
|
言語スキル |
|
参考
TOEIC®テスト対策は勉強を始める前に、まず現在の英語力を知ることから始めます。そうすることで、TOEIC®満点990点を取るまでに欠けている英語力の不足分量を正しく知ることができます。その後、学習スケジュールを立てて、基礎から応用、そして発展へと英語力レベルを上げていきましょう。
スコア950点に到達するまでに必要な平均勉強時間
Oxford University Pressが推奨する、TOEIC®950点を取るために必要な平均勉強時間は次のとおりです。
【TOEIC®950点を取るために必要な平均勉強時間】
現在のスコア | 必要な勉強時間 |
250点 | 1,750時間 |
350点 | 1,550時間 |
450点 | 1,300時間 |
550点 | 1,050時間 |
650点 | 825時間 |
750点 | 600時間 |
850点 | 325時間 |
参考
目標スコアがTOEIC®990点満点の場合、上記表よりもさらに多くの勉強時間が必要です。
日本人は日常で英語を使う機会が少ない上に、日本語と英語の文法が違うため、世界の中でも英語を習得するのが難しい国だといわれています。そのため、Oxford University Pressの推奨勉強時間はあくまで英語圏の方の目安と考え、日本人である私たちはさらに多くの努力をする必要があると認識しましょう。
参考
日本人が英語の習得に苦労する3つの理由(2018.9.21)|カーディズム英語タイムズ
高得点を狙う場合なら勉強の時間配分が大事
Oxford University Pressが推奨するTOEIC®テスト問題別の勉強優先順位は次のとおりです。
【TOEIC®の問題と推奨優先順位】
セクション | 勉強時間配分 |
Listening Part1 | 5% |
Listening Part2 | 10~15% |
Listening Part3 | 15~20% |
Listening Part4 | 20~25% |
Reading Part5 | 5~10% |
Reading Part6 | 5~10% |
Reading Part7 | 25~30% |
参考
Oxford University Pressの勉強時間配分は、長文問題に重点を置くよう推奨していることが分かります。TOEIC®990点満点を取るということは、既に英語の語彙・文法・構文を正確に把握していることを前提としているレベルであるため、さらなる高得点を取るためには、長文問題でミスをしない練習を積み重ねる必要があるでしょう。