手取り30万もらうための給与・残業代は？年収だといくらになる？ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

「手取り30万くらいないと、東京で暮らすのは大変だよ」と、このようなことを先輩などに言われた経験のある人もいるかもしれません。2019年は、SNSで手取り金額が話題になった年でもありました。まだ働いていないので給与について実感が持てないという方のために、手取り金額が30万円になる給与の目安や生活費について解説します。

残業代のない人が手取り30万になる給与・年収はいくら？

基本的に残業が発生しない、みなし残業制である、管理職のため残業代がないなど、毎月の支給額が一定の人の場合をご紹介します。手取り30万円もらうには、いくらの給与が必要なのでしょうか。

一人暮らし、もしくは扶養なし

額面給与が40万円で、交通費が10,000円支給される人の手取りがおおよそ30万円となります。健康保険・厚生年金・介護保険などの社会保険料、所得税や住民税などの源泉徴収税は概算であることをご留意ください。

社会保険料の算定には、「標準報酬月額」の決定が必要です。また、住民税はお住まいの自治体によって税額が異なります。ここでは、毎月の所得控除後の10%として計算しています。

扶養が1人

扶養している家族がいる場合、所得税の源泉徴収額が少し低くなります。そのため額面給与が39万円で、おおよそ手取り30万円になることが分かりました。

扶養が2人

30歳の人に子供が生まれ、扶養が2名になった場合を想定しています。額面給与が39万円で、手取りは30万円をやや上回る額となりました。

なお、40歳以上の人は介護保険料の負担が始まります。さらに天引き額が増えますので、ご留意ください。