大学で出会った「自分自身」
ーーー周りの視線がきになるのが思春期だと思うんだけど、過去の自分にもし声をかけてあげられるなら、なんていう?心理学を学んでる身として(笑)
「しょうがない部分はあるし、とりあえず、その場では周りに合わせてもいいと思うけれど。その裏で自分の好きなものを探しておくべきだったと思います。僕、正直、高校出て大学入るまで、自分が何好きなのかあまりわかってなくて。自分っていうのがそもそも何なんだろうっていう感じでした。もしかしたら、自分っていうのを持った上で、そういう風に合わせた方がいいんじゃないかなっていうのは思います。」
ーーーじゃあ、大学に入って自分の好きなものとかわかった。
「そうですね。」
ーーー大学入って「自分を偽ってまで人間関係を築こうとは思わなくなってきた」って言ってたじゃん。それを具体的に感じた瞬間とかある?
「あー。この間の話なんですけど、大学の友達と箱根旅行したときに気疲れしなかったんですよ(笑) 全然自分が気を張ってなくて。普通に楽しく、すごい気を遣いすぎてしんどいってこともない時間を過ごして。そこですごく自分が素を出せてるんだろうなって思ったんです。それが大学に入って「絶対変わったな」って確信した瞬間でした。」
ーーーなんかよかったね。
「そうですね。まあ、僕は人生を通して、わりかしついてるなって思ってるし。ここまでなんだかんだ運でやってきてるなと。本当に(笑) だって、もし親がアメリカに行かなかったら、絶対に今はなかったですし。なんかこう、人生の節目節目で運が良かったなと。だから、周りの人とか環境に助けられてやってこれたと思うので。」
ーーーコメントがアスリートみたいだね(笑)
「それは意識してなかったですけど(笑) でも、自分はたまたまついてたから、周りに助けられて、今があるんだと思いますね。」
新しい世界で見えてきたもの
学校に通っている間は、その小さな世界で捉えがちです。ですが、新しい世界に出たことで、クボくんは自分自身の興味に出会って、学び続けることができているようです。
次に新しい世界に飛び出すのは、みなさんかもしれません。