カナダの名門大学!ブリティッシュコロンビアの学生にインタビュー② 〜大学受験から学内での学びまで〜 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

思わぬ大学生活

The Irving K. Barber Learning Centreと呼ばれるUBCの代表的な施設のひとつ

「人間」に関することを学びたい

ーーー「人間」に関することを学びたかったと言っていたけれど、きっかけはあった?

「中高一貫校っていうのはお話ししたと思うんですけど。僕が高3だった時に、苦手な科目のある中1の子の面倒を見るっていう、学内ボランティアみたいなのをやったんですよ。」

ーーーへー、面白い。いい学校だね。

「そこで、その子を見てて、「勉強をこうしたらいいよ」「こういう風に中学生活をしたらいいよ」とアドバイスして。最後に半年経ったら、僕が担当したことをすごい喜んでくれて。人生が変わったとまで言ってくれたんです。

ーーーへー、面白い。いい学校だね。そういうのやってて面白いなっていう風に思ったんだ。

「そうですね。「おお、人を導くのがこんなに人を感動させられるんだ」って思ったんですよ。

ーーー結構、クボくんって言葉に興味あるよね。人の言葉に興味を持ったのは? それもきっかけはあった?

「100%起因するかって言うのはわからないんですけど、僕、高校の時、生徒会副会長だったんですよ。それで人前で喋る機会っていうのが多くて。そういう時、聞いてもらえる時と、どうしても聞いてもらえない時っていうのがあって。で、聞いてもらえない時に「なんで聞いてもらえないんだろう」「どうやったら聞いてもらえるんだろう」ってことをすごい考えてたっていうのがあります。」

ーーーそれだけ、人前に立つことやってたら、人の目も自然と気になっちゃうよね。

「人前に立ってというのが苦手だからこそ、一応挑んでた部分があったので。でも、苦手だから挑戦してるのに、人に聞いてもらえなかったら、結構きついじゃないですか。だから、「どうしたら聞いてもらえるんだろう」っていうのを考えたりしてました。それこそ、人前に出るのが苦手だから、ミュージカルもやりましたし、卒業式の実行委員とか、レクリエーション委員で人前に立ったり。」

ーーー学校の中でもいろんな活動をしてチャレンジしてたんだね。

大学の勉強は大変!…なのか?

ーーー今、大学の勉強自体は大変?

「ってよく言われるんですけど、そこまで大変に感じたことなくて。前もってやってれば、そこまで大変じゃないです。

ーーー本当!?(笑) リーディングはめっちゃ出る?

「リーディングはめっちゃ出るんですけど、正直そんな読まないです(笑) っていうのも、読まなくても、ある程度単位を取れる授業をとったりとか、もともと自分が知識のある授業をとったりとか、色々工夫してます。」

ーーー例えば?

「それこそ、フランス語に関しては基礎から取り直したんですよ。本当は高校で3年間やってたんで余裕だったんですけど、上のレベルを取ろうとすると色々スケジュールとかが合わなかったのと、成績が取れるって言うのも重なって、基礎のクラスからやりました。」

ーーーチートしてるじゃん(笑)

「そうですね(笑)  日本の楽単(らくたん(単位が取りやすい授業))じゃないですけど、成績が取りやすい授業はGPA Booster(GPA=成績を上げてくれる授業)とか言いますね。

ーーーあー。そういう楽単まとめてるサイトとかってあるじゃん。ネットとかで口コミ見れるやつ。

Rate My Professors(学生の授業に関する口コミなどが載っているサイト)とかですね。」

ーーーそういうので見てるの?

「正直調べてますね。 でも、日本の大学の「楽単」(楽に単位が取れる授業)とは全然違いますから!(笑) 僕らのいるカナダの大学では、GPA Boosterとはいえ、ちゃんとある程度やらないといけないんで(笑)

ーーーやっぱ、そうだよね(笑) 日本の大学の方が良かったなあとか思うことある?

「んー。トータルで見ると、カナダで良かったなってすごい思うんですけど、日本だったら、もっとラクに楽しく大学生活を送れたんだろうなとかすごい思ったりします(笑) ただ、その「ラクにできる」って裏を返せば、何も、身にならないって言う意味かなと。僕の場合は、多分、周りに流されがちなので、日本の大学だったら、身にならなかっただろうなって思ってます。やっぱり、一つのことに打ち込めるし、より深く知ることができるっていうのが、カナダでの大学ではありますね。」

ーーーそうだね。日本の大学だと、課外活動も頑張ること前提っていうか。理系だとまた違うかもしれないけれど、「人生の夏休み」っていう感じだもんね。