リスニングの得点を上げる勉強法
リスニング力を上げる5つの勉強法をご紹介します。スムーズに英語を理解するためには、「繰り返し」による「慣れ」がポイントです。TOEICテストならではの集中力対策と効率的な勉強法もご紹介しています。
リスニングをする時間を毎日確保!
習うより慣れろと言いますが、リスニング力を上げるには、英語を聞く時間を確保する必要があります。「毎日」やることでリスニングをする機会が増えるため、少しずつ耳が慣れてきます。
また、「毎日」やることで英語を学習することが習慣になります。一度習慣化してしまえば継続することは難しくありません。週末に3時間も4時間も時間を確保するよりも、毎日30分ずつ確保した方が効率的です。
音声をイメージ化する!
リスニングでポイントとなるのは、音を聞いてイメージを持つことができるかどうかです。写真やイラストが思い浮かぶような状態を意識します。音を聞いたときに英語のスペリングが出てきて、それを日本語に翻訳していると理解するまでのスピードが遅くなり、聞き漏れが発生します。
ですので、リスニング力を鍛えるときは、テキストに書かれているスペリングと意味を理解して終わりにするのではなく、音を聞いて写真やイラストがイメージできるようになるまで練習しましょう。そうすることで、リスニングのスピードについていけるようになります。
シャドーイングで英語に慣れる!
シャドーイングとは、聞こえた英文をすぐに声に出していくことです。まるで影のようについていくので「シャドーイング」と呼ばれています。
シャドーイングをすることで、英語のアクセントに慣れることができます。自分が言える言葉は聞き取ることができます。最初はスピードについていけなくても、繰り返し練習するうちにスムーズに英語が出てくるようになります。3つのステップで簡単に行うことができます。
- スクリプトを見ないでシャドーイングをしてみる
- スクリプトを見て、理解できなかった英語を確認してシャドーイングをする
- 再び、スクリプトを見ないでシャドーイングをする
この3つのステップを行うことで、リスニング力を高めることができます。ちょっとしたスキマ時間や移動時間中にもできるのでおすすめです。なお、大きな声を出す必要はありません。自分に聞こえる声であればOKです。
問題を解くときは100問一気に!
TOEICのリスニング問題は約45分間行われます。英語を第二言語として学ぶ人にとっては、45分間高い集中力を保つのは難しいでしょう。集中力が切れてしまうと、聞き漏れが発生します。しかし、リスニング問題は一度しか流れないので、どんどん次に進んでいきます。気持ちを切り替えて次の問題に向かおうと思っても、ミスしたことを考えてしまい集中力が戻ってこない……。
100問連続で解答するトレーニングを重ねれば、リスニング問題100問の全体像が分かるようになります。また、自分がどのあたりで集中力が切れがちなのかや、どの部分で少し休めるのかも分かります。
100問一気に解答するトレーニングをしないで試験に臨むのは、100mや400mのダッシュの練習だけでフルマラソンに出場するようなものです。試験本番から逆算して100問一気に解答する練習をしていきましょう!
TOEICならではの単語を把握!
TOEICのテストでは、頻出する単語があります。TOEICのリスニングとリーディングのテストでは、語彙力が直接的に得点につながります。例えば、下記のような単語が頻出単語として挙げられます。
- survey(調査)
- interview(面接)
- conference(会議)
- annual(年次の)
- department(部署)
- employee(従業員)
- equipment(備品)
これらの単語は、会社や仕事の場面で使う英単語です。オフィスで働いたことがない人にはイメージしづらいかもしれませんが、TOEICでは頻出単語です。また、熟語では単語単体の意味では分からない言葉が頻出します。
- side by side(並んで)
- a stack of (山積みの)
- a pile of(山積みの)
- thanks to(~のおかげで)
- plenty of(たくさんの)
- be meant to do(~する責任がある/~することになっている)
単語テキストやアプリを活用して、音で単語が分かるように繰り返し練習しましょう。