解答を書くときの4つの注意点
ライティングで高得点を取るための注意点を見ていきましょう。ライティングの4つの評価方法に沿って解説します。
内容力:課題で求められていることに答えられているか
QUESTION(質問)で聞かれていることに答えているかどうか、注意しましょう。減点対象となる解答例は次のような内容です。
- 聞かれていることとは関係のない内容が含まれている。
- 自分の考えと矛盾する理由を述べている。
- 理由は書かれているが、はっきりと自分の考えが書かれていない。
特に、QUESTION(質問)に答えていない場合は、0点と採点されることがあります。
構成力:英文の構成や流れが分かりやすいか
解答の英文構成や話題の流れは、分かりやすく書きましょう。文章は長文にせずに、適度な長さで切って自然な流れで2文でつなげるのがおすすめです。
減点対象となる解答例は次のような構成です。
- 解答が極端に短い。
- 自分の考えに対する理由が1つしか書かれていない。
- 理由は書かれているが、接続詞などを使っていないため、全体の構成が分かりにくい。
また、QUESTION(質問)で提示された解答条件を満たしていない場合は、減点の対象となります。
語彙力:英単語を正しく使えているか
英単語を正しく使いましょう。中学校卒業までに習う英単語総数は文部科学省の資料によると2,200~2,500語です。
参考
学習指導要領の改訂等について(2017.9.13)|文部科学省、P4
英単語の使い方を間違えないために、次の点の注意が必要です。
- スペルミスがないように、正確な表記を確認する。
- 英文の文頭の単語や固有名詞、月・曜日名、一人称などを表す単語は、最初の文字を大文字にする。
また、英検3級のライティングでは、好きな場所・物、状況や場面が聞かれることが分かっているので、必要な英単語は覚えて置きましょう。英語がない単語(日本の地名など)を使う場合は、その言語を理解できない人にも分かるように説明や補足を書き足すようにしましょう。
文法力:英文法が正しく使えているか
英文法は正しく使いましょう。英文法には5つの型があります。
【英文の基本形】
第1文型 | S+V |
第2文型 | S+V+C |
第3文型 | S+V+O |
第4文型 | S+V+O+O |
第5文型 | S+V+O+C |
(注)Sは主語、Vは動詞、Cは補語、Oは目的語です。
日本語と英語とでは主語と動詞の構成が異なるので、慣れるまで苦労しますが、この基本形を覚えてしまえば英作文で間違うことはほぼありません。
その他、英文法の使い方を間違えないために、次の点の注意が必要です。
- 動詞は、主語や時制に合った適切な形にする。
- 複数の人や物を書くときは、名詞を複数形にする。
- 冠詞の 「a」「an」「the」は必要な名詞に使う。
- 単語と単語の間、文と文の間は、1文字空ける。
- 文中のカンマ、文末のピリオドを書き忘れない。
解答を書いたら、最後に見直す余裕を持つことが大切です。