高卒の就職率はどれくらい?学科別おすすめの就職先! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

学科別のおすすめ就職先

学科によって就職先は大きく左右されます。学科別のおすすめ就職先を工業・商業・農業・情報学科に分けてご紹介していきます。

工業学科

製造業に就く工業学科の卒業生は多くいます。製造業といっても自動車や、産業機械、鉄鋼、部品、造船などジャンルは幅広くあります。求人も多く迷ってしまうかもしれません。おすすめの就職先はメーカーや一次下請けの部品メーカーなど。高卒だと高校と製造メーカーとの深いつながりを活かして、内定をもらいやすいかもしれません。

工業学科から製造メーカーで働くことになると、営業や企画よりも現場で働く可能性が高くなってきます。仕事内容はさまざまですが、溶接作業、旋盤加工、組み立てなど製造業のコアな部分に携わることになるでしょう。工業学科で学んだ溶接実習、旋盤実習、CAD実習の技術を活かせることでしょう。

商業学科

商業学科は在学中に資格を取得しやすい環境にあります。簿記検定やワープロ検定、商業経済検定、秘書検定などさまざまな資格を取ることで就職に活きてきます。また、転職活動をするときにも、高校時代に取った資格を活かせるでしょう。

商業学科を卒業して就職する場合、資格を活かせる企業の事務や経理、金融や保険の営業などがおすすめです。他にも百貨店の販売や市役所の職員など、就職できる企業は数多く存在します。

農業学科

農業は高齢化が進み、若い人材が不足しています。そのため農業関係の企業は若い人材を必要としています。そのため、農業学科を卒業すれば、すぐに採用されるかもしれません。

また、農業学科であれば毒物劇物取扱責任者や測量士、土木施工管理士、造園施工管理技士、実験動物2級技術士、園芸装飾技能士などの資格を取ることができます。

農業学科の就職先は、大手ファームや農業協同組合、企業の農業部門などがおすすめです。大手ファームでは、主に生産過程の管理や、農園に来たお客さんの対応に携わることになるでしょう。

農業協同組合は略すと農協、JAです。一度は聞いたことある名前ではないでしょうか。JAは規模が大きく、さまざまな部署があるため、希望する部署をしっかり考えておくことが大切です。

また、企業の農業部門とは、飲食店やスーパーマーケットを経営する会社が農地を借りて野菜を栽培する部門のことを指します。この場合、企業に属して野菜を栽培するなどし、商品開発に関する専門知識を学んでいきます。

情報学科

AIやIoTの発展により、情報技術は今後急速に発展すると言われています。そして、IT関係の人材が今後不足していくと予想されています。情報学科でITテクノロジーを学ぶことにより、就職活動が有利になるでしょう。

また、学生時代に情報技術検定やG検定(ジェネラリスト検定)を取得できれば、さらに就職活動に有利になります。情報学科はメーカーのプログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニアに就職することがおすすめです。

IT分野の企業は、学歴よりも実力やスキルを重要視するところが多いです。高卒で入社し、実力をつけていき、さらなるキャリアアップを図りましょう。