「社会知らなきゃ」問題
こうやって、進路に悩む教員志望の人の頭によぎるのが、「先生は社会を知らなきゃいけない論争」です。
みっちゃん「じゃあ、椎茸さんはいずれは教員に?」
椎茸「でも、最近すごい悩んでて、先輩が企業とかに就活してるのとか見て、どうしようかなって考えてます。高校の時も、一回社会人になってから先生になった人とか魅力的に見えて、そうしないと就活とか社会のことを教えられないなって思ったり。」
みっちゃん「出た、”先生は社会を知らなきゃいけない論争”(笑) しんばさんはどうですか?」
しんば「保育はあんまり関係ないかな?(笑)子供があまりに小さくて、みんなそこまで社会に関わらないから。」
みっちゃん「確かに。中高だから凄い煽られるのかも。」
しんば「知らないと就活のこととか生徒に指導できないですしね。実際、自分が高校の時、就職して社会人経験のある先生の方が面白かった記憶があります。普通の先生と違って。」
椎茸「色々エピソード持ってて。」
しんば「そうですねー。人気だった気がします。」
椎茸「人気ですか。じゃあ、やっぱり社会人に(笑)」
しんば「そうですね、なんだろうな。先生って、勝手なイメージなんですけど、先生になるってずっと思い込んで先生になる人って、「先生」「先生」って感じがしてると思うんですけど。一回、会社に勤めた経験がある人は、よりこっち側の身になってくれるというか。」
みっちゃん「そうかー。確かに、やっぱり同級生でいきなり先生になった人の話とか聞くと、自分たちは、まず叱れるようにならなきゃいけないって言ってて(笑) でも、社会人1・2年目って怒られることの方が多いし、一番下っ端じゃないですか。だけど、先生になると、いきなり守るものが本当にたくさん増えて。それは一般企業とは全然違うなあって思いました。」
終わりに
小さな頃からの夢を叶えるか、大学で学んだ現実や知識をもとに新しい夢を見つけるのか、何よりこのまま先生になっていいのか…。大学生になっても、将来の夢は悩ましい問題です。いえ、大学生だからこそ、かもしれません。
たとえ、高校時代に将来を意識した学部選びをしていても、4年間過ごすと変化もあるようです。どんなときも、自分ときちんと向き合う必要がありそうです。
今回で、「教育系学部って実際どうなの?」座談会企画は終わりになります。全3回、ありがとうございました!