大阪大学の各学部の偏差値は?基本情報や特色をご紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

理学部

数学科、物理学科、化学科、生物化学科の4つの学科からなる理学部は、大阪大学が創設された当初から存在する学部です。約220名の専任教員、約1,100名の学部学生、約900名の大学院生を擁し、大阪大学の中でも大きな学部として知られています。

参考

基礎データ|大阪大学 理学研究科・理学部

理学に関する研究を世界に先駆けて行っており、これまでに数々の賞を受賞してきました。大阪大学(旧大阪帝国大学)で博士号を取得した湯川秀樹氏は、中間子論の研究で日本初のノーベル賞に輝いています。

学科 偏差値 センター試験得点率(%)
数学科 62.5 79
物理学科 60 80
化学科 60 79
生物化学科 62.5 82

大阪大学 偏差値 入試難易度|ゴートゥースクール・ドット・コムより筆者作成)

医学部

医学部には医学科と保健学科の2学科があり、医学科の偏差値は70、センター試験得点率は90%、保健学科の偏差値は57.5、センター試験得点率は78〜79%となっています。

医学科では、チームで正確かつ適切に医療を提供できる優秀な医師を目指し、6年かけて医学を学びます。経験豊かな臨床医と世界的に活躍している医学研究者の指導のもと、最先端の知識と技術を身につけることが可能です。

保健学科では、看護学、放射線技術科学、検査技術科学の理論と実践を学習しながら、高度な専門知識と技術を総合的に習得し、研究することができます。

歯学部

歯学部歯学科の偏差値は62.5、センター試験得点率は82%となっています。歯学部では、歯科医療のスペシャリストを育成することに力を入れています。虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作成など技術的な面はもちろん、科学的に明確な根拠に基づく歯科治療を追求し、口や顎の機能や、脳の機能についても学習することができます。

大阪大学の歯学部には付属病院があり、授業で学んだ知識をもとにして、実際に歯科医療に関する指導を受けながら実習を行えます。研究も活発に行われており、3年次には学生が研究者と一緒になって研究する機会があります。

薬学部

薬学部薬学科の偏差値は62.5、センター試験得点率は84%となっています。薬学部では健康科学の発展を目指し、薬学に関する研究を日々行っています。2019年度より、これまでの6年制の薬学科と4年制の薬科学科の2学科を融合し、新6年制の薬学教育システムを設置しました。

この新6年制の学科には、薬剤師博士の養成を目指す「先進研究コース」、早期から臨床改良を中心とした研究教育を行う「Pharm. Dコース」、臨床での研究を有し、基礎研究から創薬研究へと応用展開できる能力を養う「薬学研究コース」の3つのコースがあります。新6年制の卒業生は、全員が薬剤師の国家試験受験資格を取得することができます。

参考

組織構成|大阪大学 薬学研究科・薬学部

工学部

工学部には、応用自然科学科、応用理工学科、電子情報工学科、環境・エネルギー工学科、地球総合工学科の5学科があります。最先端の研究成果を実際に世の中に役立てることを重視しており、そこが大阪大学工学部の大きな特長でもあります。時代の変化と共に進化し続けている学部です。

工学部ではまず共通する基礎知識を学び、その後、各学科の専門科目を学習していきます。入学後に自分の興味のある分野・学科目や進路を明確にすることができるので、安心して学習に取り組むことができるでしょう。

学科 偏差値 センター試験得点率(%)
応用自然学科 60 80
応用理工学科 60 79
電子情報工学科 62.5 79
環境・エネルギー工学科 60 79
地球総合工学科 60 79

大阪大学 偏差値 入試難易度|ゴートゥースクール・ドット・コムより筆者作成)

基礎工学部

基礎工学部には、電子物理科学科、化学応用科学科、システム科学科、情報科学科の4学科があります。4つの学科の下には10のコースがあり、2年生へ進級する際に各コースに別れて専門の教育を受けることになります。大学入学時点で興味を持つ分野や領域が分からなくても、安心して学習に取り組めるというのは大きな魅力でしょう。理学部と工学部が融合した学部となっており、基礎から応用・発展までを学ぶことができます。

学科 偏差値 センター試験得点率(%)
電子物理科学科 62.5 81
化学応用科学科 60 81
システム科学科 62.5 82
情報科学科 62.5 82

大阪大学 偏差値 入試難易度|ゴートゥースクール・ドット・コムより筆者作成)