大阪大学の各学部の偏差値は?基本情報や特色をご紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

大阪大学は、大阪府吹田市に本部を置く国立文理総合大学です。イギリスのタイムズが発行する教育専門誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Times Higher Education)』による世界大学ランキングに毎年ランクインしているほどレベルが高いことで知られている大阪大学ですが、各学部の偏差値はどれくらいなのでしょうか。この記事では、大阪大学の学部ごとの偏差値をはじめ、基本情報や特色についてご紹介します。

大阪大学の学部と偏差値

大阪大学には文学、外国語、経済、医学など計11学部・24学科があり、幅広い分野の学問を学ぶことができます。ここでは、気になる偏差値と学部の内容についてご紹介します。

文学部

文学部の人文学科の偏差値は65、センター試験得点率は84%となっています。文学部では、思想、言語、歴史、文学、芸術といった人文学的知を通して自己を深め、世界を探求し、人文学の幅広い教養と高度な専門性を身につけることができます。

また、日本語能力と国際共通語である英語力を高め、さらに専門的な知識を養うことで、国際的に通用するグローバル人材となることを目指すことが可能です。

文学部で取得できる免許状には、中学校教諭一種免許状(国語・社会・英語・ドイツ語・フランス語)と高等学校教諭一種免許状(国語・地理歴史・公民・英語・ドイツ語・フランス語)の2種類があります。

人間科学部

人間科学部の人間科学科の偏差値は65、センター試験得点率は84%となっています。人間科学部では、自然科学的手法、社会科学的手法、人文科学的手法といったありとあらゆる手法を用い、人間のさまざまな側面について総合的に学ぶことができます。

人間に関わる問題を学習するために幅広いカリキュラムが用意されており、さまざまな研究を紹介する講義をはじめ、実験、社会調査、フィールドワークなど、学生の積極的な参加を促す授業が多くあります。授業は少人数制で行われており、教員は新しい研究成果を世界に向けて発信し続ける研究者たちと、魅力あふれる学部となっています。

外国語学部

外国語学部の外国語学科では、中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、スウェーデン語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、デンマーク語、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、ヒンディー語の計25言語を専攻することができます。

世界の諸言語はもちろん、各地域の多様な文化、社会について総合的かつ専門的に学習できます。異文化が交錯する国内外のさまざまな分野と場面において、相互理解を示しながらそれぞれの課題の解決に貢献できる人材となることを目指すことができる学部です。

専攻言語 偏差値 センター試験得点率(%)
中国語 62.5 78
朝鮮語 62.5 78
モンゴル語 57.5 74
インドネシア語 62.5 78
フィリピン語 57.5 74
タイ語 60 76
ベトナム語 60 76
ビルマ語 57.5 74
ヒンディー語 57.5 74
ウルドゥー語 57.5 74
アラビア語 60 76
ペルシア語 57.5 74
トルコ語 60 76
スワヒリ語 57.5 74
ロシア語 62.5 78
ハンガリー語 60 76
デンマーク語 62.5 78
スウェーデン語 62.5 78
ドイツ語 62.5 80
英語 65 81
フランス語 62.5 80
イタリア語 62.5 80
スペイン語 62.5 80
ポルトガル語 62.5 78
日本語 62.5 78

大阪大学 偏差値 入試難易度|ゴートゥースクール・ドット・コムより筆者作成)

法学部

法学部は法学科と国際公共政策学科の2学科からなり、共に偏差値は65、センター試験得点率は83%となっています。法学科では実定法、基礎法、政治学の各系統において、法学と政治学という長い歴史と社会変化に柔軟に対応できる術を学びます。

国際公共政策学科では、グローバル化、テロ、核兵器の拡散、地球温暖化、人権侵害など、さまざまな問題を解決するための法学、政治学、経済学の知識や考え方を身につけることができます。

経済学部

経済学部の経済・経営学科の偏差値は65、センター試験得点率は84%となっています。大阪大学の経済学研究科は世界最先端の研究機関とされており、日本における「近代経済学のメッカ」と呼ばれています。教員は研究と教育に情熱をかける、優秀な人材ばかりが集まっています。

大阪大学の経済学部は、経済学の分野で世界的権威のある学術誌の編集を担っています。プリンストン大学、シカゴ大学、コロンビア大学など、アメリカのトップレベルの大学やイギリスのロンドン大学から一流の研究者が大阪大学のこの学部を訪れており、諸外国の大学や研究機関との交流も活発に行なっています。