水産大学校の入試情報
最後は、水産大学校の入学試験、授業料や諸経費、オープンキャンパスなどの入試情報をまとめてご紹介します。
入学試験の種類
水産大学校に入学する方法は4つあります。
- 推薦入試
- 帰国子女特別入試
- 一般入試
- 編入学
1つ目の推薦入試では、定員のうち約4割の学生を選びます。高等学校長が責任をもって推薦することができる生徒が対象です。
2つ目の帰国子女特別入試は、日本国籍を有していること、海外において12年間の学校教育課程を修了していることなどの条件があります。また、選考人数は若干名とされています。
3つ目の一般入試は、推薦入試で選考された人数を除いた約6割の学生が選考されます。センター試験を受験する必要はなく、出題科目の3教科を受験します。受験場所は、水産大学校以外に東京・大阪・福岡があります。
4つ目の編入学は、学科に欠員がある場合のみ募集されています。なお、編入時の学年は3年生となります。
参考
授業料や諸経費
2018年度入学者の入学時の諸経費を下記の表にまとめています。水産大学校のホームページには、入学金免除の場合や授業料免除の場合、奨学金の案内もあります。
項目 | 金額(単位:円) | 備考 |
入学料 | 282,000 | 予定 |
授業料 | 267,900 | 年額535,800円 |
教科書代等 | 30,000 | おおよそ |
後援会費 | 60,000 | |
学生自治会費 | 24,400 | |
大学祭参加費 | 14,000 | |
傷害保障共済会費 | 1,600 | |
合計 | 947,800 |
(授業料・奨学金・授業料免除・学生教育研究災害保険等|水産大学校 より筆者作成)
オープンキャンパスやガイダンス情報
水産大学校では、毎年8月末にオープンキャンパスを実施しています。土曜日と日曜日の2日間に行われており、概要説明会や入試説明会、学科見学・施設見学が行われています。さらに、無料昼食体験もあります。
また、5、6月頃に九州・山口・広島で行われる進学ガイダンスに水産大学校も参加しています。そして、オープンキャンパスの日程がどうしても合わない方向けに、個別の対応もしているようです。
個別対応を希望する場合は、事前に来校日時、名前、電話番号、高校名、学年、見学希望学科などを伝えましょう。
参考
水産大学校の情報を知る(ガイダンス等のお知らせ)|水産大学校
まとめ
水産大学校は、「水産」が名前に入っている日本唯一の高等教育機関です。水産大学校には、水産に関するあらゆることを学ぶチャンスがあります。ぜひ、子供の興味、関心を尊重して、一度水産大学校を訪れてみてはいかがでしょうか。
参考