アスレチックトレーナーの年収・平均給与について
アスレチックトレーナーの年収や平均給与はどれくらいなのでしょうか? ここでは気になる収入面についてご説明します。
アスレチックトレーナーの年収・平均給与
財団法人日本体育協会公認アスレティックトレーナーが、2010年に発表した「JASA-AT マスタープラン」という資料に、公認のアスレティックトレーナーとは、公認アスレティックトレ ーナー有資格者の状況が掲載されています。そちらから具体的な年収をご紹介しましょう。
- 100万円以下:約20%(102名)
- 200万円以下:約6%(30名)
- 300万円以下:約8%(42名)
- 400万円以下:約8%(39名)
- 501万円以上:約17%(88名)
参考
(財)日本体育協会 公認アスレティックトレーナー JASA-AT マスタープランP11|公益財団法人日本スポーツ協会
また、この資料のコメントには「有資格者の25%がJASA-ATとしての活動を無報酬で行っている」とあります。スポーツサポートをボランティアで求められる場面も多く、その仕事が一般的に高く評価されるにはまだ時間がかかるのかもしれません。
しかし、501万円以上の年収を得ている人も17%ほど存在し、一部では需要のある仕事であることもうかがえます。
昇給・昇進・キャリアアップするための方法
アスレチックトレーナーとしてより高い収入を得るためには、高い技術と知識を備えつつ、それらを実践できる行動力が必要です。専門学校で学んで資格を取るだけでなく、実際にスポーツの現場に出て選手たちをサポートする経験を積むといいでしょう。
また前述したように、アメリカでは大学や大学院での卒業が必要な資格として認知されています。一流選手をサポートして大きなやりがいと高い収入を得たいと考える場合には、アメリカの大学に進学ながら現地で活動し、学歴と経験を備えると役に立つかもしれません。
優秀な選手やチームであればあるほど、信頼できるアスレチックトレーナーについてもらいたいと思うのは当然のことです。「もっと医療の力をスポーツの現場に活かしたい。そのためにどうするか」と考えて行動し続けることが、最終的には高収入につながるでしょう。
まとめ
日本ではまだあまり一般的になじみのないアスレチックトレーナーという仕事ですが、スポーツには欠かせません。スポーツ選手たちが思う存分いいプレーをするために、またサポーターがそのプレーを見て盛り上がるために、日々医療の力でサポートする大変やりがいのある仕事でもあります。
小さいうちからスポーツ関係の仕事に就きたいとお考えの場合は、スポーツと医療の分野に興味を持って生活しながら、専門学校やアメリカの大学への進学を検討するといいでしょう。
参考
アスレティックトレーナーの仕事を知ろう!| ヒューマンアカデミー
アスレティックトレーナーの活躍の場、就職先|Career Garden
アスレティックトレーナーのやりがい、魅力|Career Garden
アスレティックトレーナーの給料・年収・収入|Career Garden
アスレティックトレーナーとスポーツトレーナーの違い| Career Garden
アスレティックトレーナー(ATC)になるには?|資格のマナビバ
アスレティックトレーナーの資格解説!|トレーナーエージェンシー
アスレティックトレーナーになるには|スタディサプリ進路