アートディレクターの仕事で著名な人
アートディレクターの仕事がどんなものなのかをさらに詳しく知るために、数々のアート作品を生んでいる、日本を代表するアートディレクターの方々をご紹介します。代表作も見ていきましょう。
佐藤可士和氏
佐藤可士和氏は業界以外でも有名なアートディレクターの1人です。多摩美術大学出身でグラフィックデザインを学んだ後、ブランディングやコンサルティング・マーケティングを手がける株式会社博報堂に入社しています。博報堂時代にはホンダ「ステップワゴン」でADC賞を受賞しました。
2000年には株式会社「サムライ」を設立し、その後は数々の企業のブランディングを手掛けました。ユニクロ、セブンイレブン、楽天、今治タオル、TSUTAYA Tカードのロゴマークを担当したそう。他にもカロリーメイトやパルコの広告を手掛け、SMAPのCDパッケージも担当しました。
中島信也氏
印象に残るCMを手がけているのが中島信也氏です。武蔵野美術大学を卒業後、映像やイベントの制作を手がける東北新社に入社しています。
代表作は日清カップヌードルの「hungry?」シリーズやサントリー燃焼系アミノ式の「グッパイ、運動。」シリーズ。カップヌードルCMでは原始人たちが巨大生物を狙うというコミカルな様子をCGで表現しており、日本人で初めてカンヌ国際広告祭グランプリを受賞しています。
清涼飲料水「アミノ式」のCMではCGにしか思えない動きが話題になりました。
眞島真太郎氏
ゲームクリエイターとしても知られる眞島真太郎氏は、東京デザイナー学院出身のアートディレクターです。
代表作はドラゴンクエストシリーズです。今でも名作と語り継がれる「ドラゴンクエストV」で初めてCGデザインを担当。以降20年近く同シリーズに関わっています。アートディレクターを担当しているのは2000年発売の「Ⅶ」から「Ⅵ」のリメイク版までです。
長嶋りかこ氏
長嶋りかこ氏は武蔵野美術大学卒業、博報堂で経験を積んだ後、独立してデザイン会社を営んでいます。代表作としてラフォーレ原宿のポスターなどがあります。
増田セバスチャン氏
「カワイイ」にこだわり、ポップな色使いで若者から支持を得ているのが、増田セバスチャン氏です。1995年に裏原宿に「6%DOKIDOKI」というショップをオープンさせ、自身の世界観を表現しました。
2011年から本格的にアートディレクターとしての活動を始め、きゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオで世界的にも注目されるようになりました。以降も「カワイイ」にこだわったアートディレクションを続けています。
まとめ
アートディレクターは、美術制作の現場でプロジェクトチームを指揮する司令塔の役割を務めています。アートディレクター自身もデザイナーとしてプロジェクトに関わることもあり、管理能力やセンスが問われます。
もしご自身の子供がアートディレクターを目指すのであれば、アート、デザイン方面のみならず、さまざまな経験ができるようサポートしてあげましょう。
参考
職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額|政府統計の総合窓口e-stat
眞島真太郎|東京デザイナー学院
増田セバスチャン|増田セバスチャンオフィシャルWebサイト
アートディレクター|東京デザイナー学院
民間給与の実態調査結果|国税庁
アートディレクターの仕事内容|IT・Web業界の特化の求人サイトFind Job!
アートディレクター|マイナビ進学
現役美大生が紹介する日本を代表する有名デザイナー・アートディレクター15人|VOKKA
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