アートディレクターの年収・平均給与について
アートディレクターの給与はいくらぐらいなのでしょうか。実際の求人情報を参考に、アートディレクターの年収について解説します。
アートディレクターの年収は?
アートディレクターの給与は企業や経験によって大きく異なります。求人サイトindeedでアートディレクター求人を確認してみると年収は300万〜1,500万円、平均値は400万〜700万円です。2017年分の国税庁の民間給与実態調査によると、サラリーマンなど「給与所得者」の平均年収は432万とされていますので、アートディレクターとして活躍していると国民平均よりも高い収入が得られるでしょう。
参考
デザイナーとの給与の違いは?
アートディレクターとデザイナーは仕事の内容から、同等に語られることもあります。しかし制作プロジェクトの責任者となるアートディレクターは、デザイナーよりも給与が高くなる傾向があります。
平成30年賃金構造基本統計調査によると、デザイナーの給与額平均は30万4,200円です。賞与も含めた予想年収は450万6,900円ですので、アートディレクターよりも少ないことがわかります。
同じ企業内でもアートディレクターとデザイナーの給与額は異なります。求人サイトindeedで大手アパレルメーカーユニクロの求人では、アートディレクターの年収は800万〜1,500万円、グラフィックデザイナーは580万〜740万円と大きく差が開いています。
キャリアアップするには?
アートディレクターとしてキャリアアップするには、とにかく経験を積むことです。さまざまな案件をこなすことで、アートディレクターとしての能力が伸びていくでしょう。
また、ADC賞の受賞を目指すという方も多いです。ADC賞とは、日本を代表するアートディレクターたちが会員となっている、東京アートディレクターズクラブが主催する賞です。ADC賞を受賞した作品は話題となりますので、アートディレクターとしてのキャリアアップにつながるでしょう。