アーティストになるにはどうすればいい?【気になる年収もチェック】 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

アーティストの仕事に向いている人の特徴

アーティストのジャンルは幅広いですが、共通する特徴があります。向いているかどうかだけでアーティストになれるわけではありませんが、目安として確認してみましょう。

作品作りが好き

アーティストは、作品作りが好きでないと続けられない仕事です。例えば絵画を見るのが好きでも、描くことが好きでなければ画家にはなれません。

演奏家にとっては、奏でる音楽が作品であり、茶道家にとっては茶会が作品です。自ら作品を生み出すことが好きな人は、アーティスト向きだといえるでしょう。

独創性やひらめきがある

人と違ったものを生み出す力や、ひらめく力はアーティストにとって大切なポイントです。オリジナリティあふれる作品を作り出すには、独創性がなければいけません。

決まった型がある舞踊や伝統芸能に関しても、ひらめき力のある人はコツをつかむのが早いでしょう。

精神力や忍耐力に優れている

作品が完成するまでの間、集中しなければなりません。作品が完成するまでには何日もかかることもあるので、一度作業をやめた後でも再び集中できるタイプの方がアーティストには向いています。どんなときでも作品と向き合う精神力が、アーティストには必要です。

また、なかなか実力が認められない時期にも諦めずに耐え忍ぶ力が必要とされます。

好奇心旺盛

アーティストは、自分の作品以外にも興味を持てる好奇心旺盛なタイプが向いています。同じジャンルの違うアーティストの作品を見ると、感性を磨くことができるでしょう。また、まったく違う分野からインスピレーションを受けて、素晴らしい作品が生まれることもあるのです。

がむしゃらに自分自身の表現を磨き上げるタイプの人もいますが、仕事としてアーティストを目指すのであれば、好奇心旺盛な人は成長が早いでしょう。

アーティストに必要なスキル

ほとんどのアーティストは、どんな人でもなれます。しかし、なかには資格が必要なアーティスト職もあります。また、資格を持っていることで自身のスキルを示すことができる職もあります。

ここでは国家資格がないとできないアーティストや、アーティスト向けの資格について解説します。

国家資格がないとなれないアーティスト

国家資格がないとなれないアーティストとは、建築士と美容師・理容師です。それぞれ、建築デザイナーやヘアメイクアーティストと名乗る上では、国家資格は必要ありません。

しかし資格のない建築デザイナーは設計図を描くことができません。そして資格のないヘアメイクアーティストは、バランスを整えるために髪を切るということができません。そのため、建築デザイナーやヘアメイクアーティストを名乗っていても、国家資格を持っていることが多いでしょう。

建築士

建築をするための設計図を描けるのは、建築士だけです。建築士の資格には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の3つがあります。

二級建築士と木造建築士の試験は、大学や専修学校で国土交通大臣の指定する科目を指定単位数以上修めていれば、実務経験なしで受けられます。二級建築士と木造建築士は、建築できるものに制限はありますが、設計図も描ける建築士です。

一方、一級建築士の受験資格取得には少なくとも2年以上の実務経験が必要です。

美容師・理容師

美容師・理容師の国家試験は、厚生労働大臣が指定する養成施設を卒業した人が受験できます。試験に合格後はそれぞれ免許申請して、晴れて美容師・理容師として活動できます。

アーティスト向けの資格

免許や資格が必須ではないアーティストの場合も、自身のスキルや知識を証明するために資格取得をする場合があります。クリエイターや美容家であれば、文部科学省後援の「色彩検定」や東京商工会議所の「カラーコーディネーター検定試験」が役に立つでしょう。

パソコンを使ったデザインを用いる場合は、文部科学省後援の「CG-ARTS検定」が就職の際にもアピールポイントになります。