<商業高校生の大学受験>先生・友達・授業がなくても何とかなる! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

商業高校からどのように受験したか?

このように商業高校から一般受験をするのは不利な部分が多いので、私が一般受験に臨むに当たっては工夫したことがいくつかありました。

早い時期から塾に通った

私の場合は、1年生の冬には一般受験をすることを決めて、塾に通い英語と数学を学びはじめました普通科の生徒が学校で学んでいる時間の分の穴埋めをするには、とにかく早く動き始めることが一番大事です。普通科の場合、基礎がしっかりしていれば高2の夏や高3から受験勉強を本格化しても間に合うと思いますが、商業高校の場合は普通科目の授業数が少ないため、早い段階から学校外で基礎の勉強をすることがとても重要になってきます。

受験科目を私立文系3科目に絞った

元々は情報系などの理系に進学したかったので、高2の時は英語と数学を塾で学んでいたのですが、高3になるタイミングで数学を受験科目に使うことを辞め、英国社の私立文系の科目で受験をすることに決めました。理由としては、理系の場合数学Ⅲが必須ですが、商業高校だと学校で数学Ⅲを履修することができず全て自分で勉強しなければならず厳しいと思ったからです。また、文系の場合でも英国数の3科目で数学を利用することもできたのですが、数学より社会を選択した方が点数を短時間で伸ばすことができると考え社会を選択することにしました。

社会科目を政治経済にした

私立文系の場合、社会の科目は基本的に日本史・世界史・政治経済等から選ぶことになりますが、私は政治経済を選択しました。元々政治経済が好きだったのもあるのですが、政治経済は、日本史や世界史に比べ暗記量が少なく短期間で点数を伸ばせると思ったのが一番の理由です。ただ、政治経済の場合、文学部などの学部では受験科目として利用できなかったり、一部の大学ではどの学部でも受験科目として利用できない大学もあるので注意が必要です。行きたい大学・学部がある程度定まっていて、受験科目に政治経済を利用することができるのであれば、普通科目の授業時間が少ない分の穴埋めとして政治経済を利用するのもおすすめです。

まとめ:商業高校から大学受験するのは不可能ではないが大変だった

私の場合は比較的早い段階から受験勉強に取り組んだ結果、第一志望ではなかったものの無事に現役で大学に進学することができました。自分自身の経験から思うことは、商業高校から一般受験して進学することは特に現役で進学するのは不可能ではないですが、かなり大変であると感じました。
商業高校の授業内容に興味があり、卒業後は就職または推薦で進学を考えている場合は商業高校はおすすめですが、少しでも一般受験を考えている場合は、普通科の高校に進学した方がその先の選択肢という意味ではより増えると感じました。

この記事をかいた人

けい

東京理科大学経営学部4年。神奈川県出身。中学生の頃にプログラミングに興味を持ち、地元の商業高校の総合ビジネス科に進学。高校卒業後は東京理科大学経営学部に進学し、リーダーシップを中心に経営組織論について学んでいる。