浪人生の生活パターン
実際に浪人生が、どのように生活しているのか、「実力派でない浪人生」の私自身の生活を例にとって説明していきましょう。
・平日
5:00-5:30 起床、支度
5:30-7:00 自習
(予備校へ移動)
8:00-15:00 授業
15:00-22:00 自習
22:00-23:00 帰宅 ご飯
23:00-25:00 自習
25:00 就寝
上記が、平日の一日の流れです。予備校に通っている場合、受験対策の授業を受けるので、私立文系の方であれば大体一日平均3-4コマ(1コマ50分)ほどありました。国立志望の方は、科目数も多いのでその分授業も増え、一日平均5-6コマほどあります。
就寝と起床の差を見ると4時間しかなくて、「逆に質が落ちそう」とか「効率が悪い」などと思うかもしれません。ですが、浪人生は高校3年間勉強をサボってきた分を1年で取り返すという無茶なことをしているのです。質も量も皆と同じことをしていれば、みんなと同じ成長率になってしまい、第一志望に近づけないだけでなく、偏差値40、50台から抜けることさえできないのです… ただ、私の場合浪人に対する熱量と気合が桁違いに大きかったので、「眠気」や「面白くない」というような弱音を吐くことは、ほとんどありませんでした。
浪人生の苦難〜成績の伸び悩み〜
浪人時代に、いかに気合があって勉強をしていても、人間ですからどっかでブレーキがかかります。私は、基礎レベルからやることが山積みであったため、夏休みまでとにかく基礎をつぶしていく毎日でした。これがなかなか大変で…夏休みが終わり、模試で頑張った成果を見せつけようとしたときに、結果が出ない。「努力量がそのまま結果としてあらわれない」というのが大きな挫折のタイミングでした。僕だけでなく、成績が伸びず、予備校の自習室で泣き出す子も見たことがあります。これが非常に苦しい。多くの人が「自分はバカだから」、「やっぱり努力しても報われない」という考えが頭に浮かびます。この考えが自分が出来ないことを正当化してしまって、勉強する手を止めてしまう挫折を促進しているのです。この挫折に折れずに堪え切れるかが浪人が成功するひとつのターニングポイントであるともいえるでしょう。