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私にとって、高校生活は楽しいことと人並みでない悲しさが混じりあったような時期でした。
なんであんなに悲観的だったのだろうと思いつつ、「そんなこと気にしなくていいよ」という私から、高校生の私にメッセージです。
もくじ
高校時代に気にしなくてよかったこと①「親友」がいないこと
学園ドラマと現実
学園ドラマを見ると、主人公の周りには「親友」がいます。
行き帰りもくだらない話をして、放課後をダラダラ過ごす。
いざという時には守ってくれる。
時にはめちゃくちゃ喧嘩をする。
部活で固い友情で結ばれている。
(バランスとしてちょうどいいのは、ハリー・ポッターのような、頭のいい女の子と冗談好きな男の子と一緒にいる3人組でしょうか?)
そんな風な親友に憧れていましたが、高校時代の私には、なぜかそういう存在がいませんでした。
とんでもなく仲間外れにされていた訳ではありませんでしたが、今思えば「スクールカースト」とやらが低かったのかなと思うこともあります。…といっても、部活では中心メンバーだったのですが。
「ここは私の居場所じゃない」
その感覚が私の大学受験を後押ししてくれたのは、間違いありません。
ただ、「私は一生、物語の脇役なんだろうな…」と悲観的でもありました。
高校で親友が見つかるわけでもない
そんな私ですが、今でも高校時代の友人と仲良くしています。
ですが、その友人たちは、私が毎日一緒に帰っていた仲間でもなく、一緒に遊んでいた仲間でも、昼食を一緒に食べていた友達もありません。
ただ、卒業後なぜか色々と話せるようになった相手でした。
学校の社会の中では、どうしてもグループが固定化されて、関わることが少なかった相手も、実は似た者同士だったり、応援したくなる夢を持っていたり、大事にしたい友達になりました。
大学時代に出会った友人も、最初はどう距離をとればいいか悩む事ばかりでした。
ですが、サークルなどで出会う友人は価値観が近いことが多く、話していると自然と盛り上がれます。相談もしやすくなりました。
ドラマや映画には色々な「親友」が出てきますが、「親友」がいなくても、人生は大丈夫です。
「いつまでも友達だよ」なんて約束していた子との縁が切れても、本当に続けていて居心地がいい人とは、なんとなく関係が続いたり、発展していくものだと思います。